君のいる世界〜short story〜

……3 ページ19

そのまま、ソファーで
迎えた朝



もぞもぞ動いてると
たいちゃんの低い優しい声がする



藤「起きた？ｗｗｗ」



私「……ん」



ぎゅっと抱きつくと、ギューッと
抱きしめ返してくれる



藤「チビ達が騒ぎだすよ、
起きよっか？」



私「うんｗｗｗ」




ガチャ！



言ってるそばから、あっくんが
目をこすりながら起きてくる



あ「まま〜！」



私「あっくん、おはよ〜
自分で起きれたの？すごいじゃ〜ん」



あっくんをギューッと抱きしめると
お手手が、わたしの胸をもぞもぞと触る(笑)



あ「まま〜、どおしてお胸ばっちんて
するやつしてないの〜？」



私「……ｗｗｗ」



藤「あつ、男は細かい事気にすんな！(笑)
瑠奈起こしてきて？」



あ「は〜い！」



素直に瑠奈ちゃんを起こしに行く
あっくんを見て、ふたりで笑いあう



あ「まま〜！」



寝室から、叫んでるあっくん



私「な〜に？」



リビングから叫ぶ



あ「るなちゃん、ぽんぽんいたいって〜」



私「え？ほんと？」



藤「見てくる」



寝室に行って、泣いてる瑠奈ちゃんを
連れてくる



る「ま〜ま〜！」



たいちゃんから乗りだして
わたしに手をのばす



私「ぽんぽん痛いの？
痛いの痛いのとんでけする？」



る「ん、しゅりゅ〜」



優しくお腹をなでて、
「いたいのいたいの、とんでけー」
ってしてみる



る「ま〜ま〜、ちょんでかにゃい……」



いたいよ〜って泣いてる瑠奈ちゃん



藤「なんか、病気かなぁ
俺、午後からだから病院連れてこうか？」



私「ほんと？わたしあっくん幼稚園
連れてくから、お願いできる？」



藤「足は？見せて？」



ちゃんと、私の心配も忘れないで
してくれる



私「大丈夫、ほら、昨日より腫れてない！」



藤「うん、痛かったら病院行けよ？」



私「いたいのいたいの、とんでけして？ｗｗｗ」



藤「は？(笑)
バカな事言ってないで、支度してｗｗｗ」



あ「もー！パパ！
おんなのこには、やさしくしなさーい！」



あっくんに怒られるたいちゃん



藤「……ｗｗｗ」



あ「あっくんがしてあげる！
いたいの、いたいの、とおいおそらに
とんでけ〜！！！」



私の足を小さい手で一生懸命
撫でてくれる

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