小さな幸せ 2

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大爆笑のみっくんを横目に




私「履き替えてくる！」




ソファーから立ち上がると




北「そのままで、いいって(笑)
髪ビショビショだっつーの！」




ソファーに戻され、
ガシガシと髪の毛を拭かれる




私「笑いすぎじゃない？」




なんかずっと笑われてるんですけど



こっちは、顔面蒼白だったってのに




北「そりゃ笑うだろ、
あんな恥ずかしがってたのに、
また違うバージョン見せられたら(笑)」



私「見せてない」



北「んははっ、はいはい、おっけー、終わり」




タオルを頭から、バサッと
被せられ、目の前が真っ暗になる




私「ぶはっ！ なに？ ひゃっ！！！」




そして、真っ暗なまま
後ろから、ぎゅーっと抱きしめられた




なに、このイチャイチャ感




なんも見えなくて、みっくんの温もりだけ
感じるって、すごい幸せかも




でも、




私「タオル邪魔！(笑)」




くるっと振り返って、みっくんの頭に
泥棒みたいに巻く




北「やめろ(笑)」



私「……！」




なにこれ、


頭にタオルって、こんなにカッコよくなるの？


これ、よくライブの裏映像とかで見る


私の大好物




外そうとするのを、阻止する




私「取っちゃだめ！」



北「あ？」



私「すっごい似合う！」



北「は？ こんなん似合ったって
嬉しくないわ(笑)」




巻いてて！


やだよ！



と、無駄なやりとりさえも楽しすぎる




北「いいかげん、パジャマ着ない？
また見えちゃうよ？ドラミちゃん(笑)」



私「あ」




楽しすぎて、バスタオルのままなの
忘れてた




北「風呂借りるよ？」



私「うん、泊まる？……よね？」



北「そのつもりだけど」



私「一緒に寝てくれる……よね？」



北「泊まるのに別々で寝るとか
ありえねーんだけど(笑)」




私の頭を撫でながら、先寝ててって
熟年夫婦みたいな事言ってお風呂に
向かってった




まぁ、この距離に住んでて、
帰るとか言われても寂しいけど、




つきあってから、時間の許すかぎりは
一緒に過ごそうとしてくれてるように
感じる

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