小さな幸せ 2

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気づけば、目の前に綺麗な胸板




わたしの髪の毛で遊んでる
みっくんの指が、くすぐったい




私「……くすぐったい(笑)」



北「あ、起きた、大丈夫？」




顔を覗き込んでくる
心配そうな顔




私「ん」




ぎゅっと抱きつけば、
頭を撫で、抱きしめ直してくれる




北「ごめん、激しすぎたかも(笑)」



私「んーん、大丈夫」




今まで感じた事ない、満たされ感



こんな感じは、はじめて




北「A、風呂行っといで？」



私「んー、まだ」




まだ余韻に浸ってるから




北「このまま、くっつかれてると、
やばいんだけど(笑)」



私「……え！」



北「襲うよ？(笑)」



私「やだ、もう無理」



北「まだいけんだろ」



私「絶対無理」



北「絶対言うな(笑)」







チャポン……




湯船の中、結局まだ余韻は抜けなくて



あの爆イケなみっくんの表情とか
思い出しては、



私「ひゃあああ！！！」



ひとり萌え



みっくんのテクを思い出しては、



顔が熱くなり、




私「やば、逆上せそう……」




フラフラになってお風呂から出る





ガチャ！




北「え、どした？」



私「……あっつい」




バスタオル1枚でリビングに
もどったら、びっくりしてるみっくん




北「のぼせちゃった？ 水飲む？」



私「うん」




持ってきてくれた水で、
ほっと息をつく




北「びしょびしょじゃねーか(笑)」




！？！？！



び、びしょびしょ？




『ドラミちゃん、ビショビショだったね』




さっきのみっくんの言葉を思い出す




ガバッと振り返って、みっくんを
見ると、



タオルを持って、私の髪を拭こうとしてる




北「ん？」



私「いや、別に……」




髪の毛かっ！ 過剰反応しすぎた




北「……なに？(笑)ビショビショなの？」



私「ち、ちがっ！！」



北「やらしぃーな(笑)」



私「違うってば！」




違くないけど




北「パンツはいてんの？」




バスタオルを捲ってくる




私「ひゃっ！ は、履いてる！」




北「……おい」



私「ん？」



北「何枚持ってんだよ(笑)」



私「え？」




チラッと、履いてるものを確認すると



本日2回目のドラミちゃん……





もー、やだ

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