小さな幸せ 2

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そのまま、首の後ろを
がっちりホールドされ、近づく
みっくんの顔の色っぽさに翻弄され
やっぱり自然と瞳を閉じてしまう




私「……んっ……」




ぽてっとしたみっくんの唇が重なると
食べられちゃうみたいな甘い感覚




どうしよう……




チューで骨抜きになってる場合じゃないんだけど




なにも考えられなくなってきちゃってる……





そうだ、




私「……電気消して？」



北「だめ」




……今日のみっくんは、意地悪だ




暗かったら、下着なんかあんまり
見えないかもなんて思った浅はかな考えは
砕け散る




ソファーに押し倒され、沈むからだ




首筋を這うみっくんの舌



服をまくりあげ、撫でまわす手





私「……んっ……はぁ……」





だめだ



わたしの五感すべてが、みっくんを
欲してる




上は簡単に脱がされ、合わせてみっくんも
Tシャツを脱ぎ捨てる




下に下にと進められていく気持ちいい
行為




でも、だんだんとショーツに近づく
みっくんの手を




頭の片隅にあるドラミちゃんが
阻止する





北「A、手じゃまだって」





ブンブン首を横に振ると



みっくんの手が止まり見つめられる




北「すんのやだ？」



私「やじゃない」




そりゃ、もちろんみっくんに抱かれたいよ



でもパンツが！




北「じゃ、なに？」




言ってみ？って、さっきまでの攻撃的な
目じゃなく、優しい目で覗き込んでくる




私「……パンツ」



北「ん？パンツ？」



私「……見ないで？」



北「は？」




くりくりのみっくんの目が、



何言い出したと言わんばかりに更に見開く




北「いや、見るでしょ(笑)」



私「絶対だめ」



北「なんでだよ(笑)」



私「見ないでして？」



北「……笑」




しばらく見つめ合うと




北「わかった、電気消そう」




ピッ！っと電気を消してくれる




良かった



これで、見えないかもと胸をなでおろす




北「これならいい？」




うんうんって頷くと




また私に覆いかぶさり、唇にキスを
おとす




されるがまま、みっくんに身体をあずけ
快感に溺れていく




……




北「ちょっと、待った(笑)」




気持ちよくなっちゃってた私には
みっくんの爆笑の意味がわからない




私「……？」

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