小さな幸せ 2

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ニ「隠れちゃった(笑)」




だって、どうしていいか
わかんないんだもん




ニ「さっきまで、泣くほど会いたがってた
くせに」




ちょ！



それ言っちゃだめなやつでしょ！




ニ「いってっ！！(笑)」




ニカちゃんの背中をつねる



振り返るニカちゃんを、キッ！っと
睨むと、めちゃめちゃ笑ってるし




二「ミツ、誤解は解けてると思うよ？」



北「え、そうなの？」



ニ「言ってんじゃん、
泣くほど会いたがってたって」




また言った！




私「ニカちゃん！」



ニ「ふははっ、じゃ、俺帰るね〜」



北「おぅ、気ぃつけてなー」





帰ってくニカちゃんを見送ると


急に夜の静けさが訪れる




……




シーン




……どうしたら、いいんだろ




さすがに長い時間アイドルがこんなとこに
いたら、まずいよね




顔をあげる事もできず、考える




確か、みっくんはうちに来るつもりだったよね？




あれ？ ただ外に出てきちゃっただけな感じ？





北「ふっ、なに？その百面相は？(笑)」




顔をあげれば、みっくんが
優しい顔で見てる




ズキューンだよ、その顔は……





北「とりあえず、入っていい？」




私の部屋を親指で指さすみっくんに、
うんうんって高速で頷く





鍵を開けて、中に入る私の後ろから
続いてみっくんが入ってくると、



それだけで、背中に熱をもっているかの
ように感じ




私「玉ちゃん、ただ……んっ……」




私のいつもの挨拶は、後ろから
ぎゅっとしてきたみっくんの唇に塞がれた





されるがままの長いチューに
しばらくそのまま酔いしれてると




北「ごめん、我慢できなかった」




頭をポンポンとして、離れていき、


ソファーに座るみっくん





謝る必要なんて、全然ないのに……



むしろ受け入れ態勢抜群だし





『Aちゃんが思ってる以上に
ミツはAちゃんの事好きだよ』




さっきのニカちゃんが言った言葉が



みっくんの我慢できなかったって言葉で
真実味が増す





でもね、たぶん、



それ以上に、



私の方が、みっくんの事好きだよ





私「みっくんには、負けないから」



北「え？(笑)」




ポカンとしてるみっくんに
飛びつくと、みっくんの温もりに
包まれた

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