君のいる世界〜after story〜2

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……理由があっても




……嫌なんだもん




涙がこみあげてくる




でも、泣きたくない




私「帰る」




立ち上がると、フラフラする




山「いや、待って待って！！」




山田くんに腕を掴まれる




山「ここ、くるって言ってたから
待ってなよ」




私「やだ」




岡「どうせ、帰るとこ一緒じゃん！
待ってた方がいいよ？」




私「……」




なにが嫌って、あの子だから




いつもテレビで、私が嫉妬する
シチュエーションを楽しそうに
やってるのを見てるから




あのテレビは演技だってわかってたけど、
私が今見たのは、演技じゃない




私「……帰る」




山「じゃ、送ってくよ」




ブンブン首を振る




私「タクシーで帰るから大丈夫」




高「家でちゃんと話しなよ？
絶対に誤解だから」




私「うん、先帰るって
言っておいて？」




タクシーで家の前に着く




家には帰らず、歩きだす




何度も教えこまれた道




〜ピンポーン〜♪




ガチャ！




玉「ふふっｗｗｗ
家出少女か？(笑)」




私「……」




玉「どうぞ？」




玉ちゃんの顔を見た瞬間
溢れる涙




玉「あら〜ｗｗｗ」




頭をポンポンする玉ちゃん




手をひいてソファーに座らせる




玉「どした？ケンカした？ｗｗｗ」




何も言えず泣きじゃくる




玉「酒くせーな(笑)」




お水のペットボトルを
持ってきて私に渡す




玉「道、教えこんどいて良かった(笑)
また捜索するとこだった」

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