黒曜編1 ページ32
「『ただいまー』」
「つー君、Aちゃん、お帰りなさい。
ねぇ、帰りにフゥ太君見かけなかった？遊びに出てからフゥ太君だけ帰ってこないみたいなのよ。」
「見かけなかったけど…」
『探してみようか？近くでしょ？』
「ええ。公園で遊んでたみたいだから、そんな遠くには行ってないと思うんだけど…」
『じゃあ探しに行ってくる！』
綱吉とAは、二手に分かれ、別々の方向から公園へ向かい、周辺を捜索することにした。
ーー
『フゥ太ー！！』
公園に向かって、細い路地裏も確認しながら走っていた時、路地裏に人が倒れているのが見えた。
近づくと、倒れていたのは了平だった。
『え！？了平さん！？一体何が……。』
了平に意識はなく、身体中に殴打された形跡があり、血まみれで、歯が数本抜かれているようだ。
(酷い…一体誰がこんなこと…)
Aは救急車を呼び、了平が救急車に乗ったのを確認してフゥ太の捜索を再開した。
すると、また路地裏で人影を発見した。
今度はリーゼントをした風紀委員が他校の2人組に襲われている。
(…了平さんもあの人達に…？迷ってる場合じゃない。了平さんみたいになる前に助けないと！！)
肉弾戦で風紀委員が倒れたところに、少し遠くから攻撃をしようとヨーヨーを構える男の姿が見える。
『危ないっ！！』
Aは、風紀委員を庇うように攻撃を腕で弾いた。
ヨーヨーから飛んできた針が少し皮膚をかすめたのか、チリっと痛みが走る。
その後もAは風紀委員を庇いながら善戦した。
『今のうちに、行きましょ……う』
相手2人が倒れている隙に、風紀委員とその場を離れようとした時、Aの身体から突如力が抜け、膝から倒れ込む。
(身体に力が入らない…油断した…あの針…かすめたらだめだったんだ…)
「！！
大丈夫ですか！？」
風紀委員がAを抱えて逃げるが、相手に追いつかれてしまった。
ーー
「いってぇ〜…こいつ、めっちゃ強いじゃん。急に動かなくなって助かったびょん。
……あれ、柿ピー…こいつ……骸さんが無傷で捕まえてこいって言ってた女じゃね…？うわ〜、怒られるびょん！！」
「…犬うるさい……まさか庇うなんて思わなかったから…。今回は催眠剤しか仕込んでないし、そのうち目覚ますでしょ…。」
�牾船圈辞瓩鉢犖き瓩噺討个譴訝砲蓮∋�を抜いた風紀委員を放り、ぐったりしたAだけを肩に抱え去っていった。
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さす - いやいや!わたぬきさんには、自分のペースで、自分が満足する物を書いてもらえれば、、私も満足(?)です！! (2020年7月28日 0時) (
レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
わたぬき あめ(プロフ) - さすさん» うわぁぁぁ！！コメントありがとうございます！楽しんでいただけているようでとっても嬉しいです！ちょっと展開に迷って更新が遅くなっちゃいました…また頑張って更新していきますね！ (2020年7月27日 13時) (レス) id: 048cf81317 (このIDを非表示/違反報告)
さす - いつも見させてもらってます!とてもおもしろです!最新楽しみにしています頑張ってください！ (2020年7月27日 7時) (レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたぬき あめ | 作成日時：2020年7月1日 4時
