中学生日常編13 ページ20
「うわ、風紀委員長のヒバリさんだ！！こえー…。」
「なんか最近よく1年の廊下にいるよな！？誰か目つけられてんのかな？」
「おい、あんまジロジロ見んなよ。目が合ったら咬み殺されるぞ！見えてないフリだ！」
クラスのみんなが小声でざわついている。
「こえー…早くどっか行ってくれないかな…目つけられでもしたら最悪だよ…」
『風紀委員長、すごく強いって噂だもんね。』
「10代目！！大丈夫っすよ！！いざという時は俺が10代目もAも守ってみせますから！」
「獄寺君、しー！！声が大きいよ！
…獄寺君は転入したてだから怖さがわかってないんだよ…」
「ああ、獄寺は知らねーのな。アイツはやばいぜ。風紀委員長でありながら不良の頂点に君臨し、気にいらねー奴がいると相手が誰であろうと仕込みトンファーでめった打ちにするって話だ。」
「おいこの野球野郎！急に出てきて馴れ馴れしくすんじゃねぇ！！」
「まぁまぁ、そんなカリカリすんなって。」
最近、学校では綱吉、A、獄寺、山本の4人でいる事が当たり前になってきていた。
(そう、彼女はあの草食動物達とつるんでいるんだね。)
風紀委員長のヒバリこと雲雀恭弥は、1年の廊下を後にした。
ところ変わって応接室ーー
コンコン
「失礼します。」
「やあ、頼んでたもの、出来たかい？」
「はい。こちらが、A Aの調書です。」
雲雀が風紀委員の部下から書類を受け取る。
「ありがとう。もう下がっていいよ。」
雲雀は嬉しそうに書類をパラパラとめくる。
(ふーん、沢田綱吉…彼とは幼馴染だったんだね。そして一緒に住んでいる……気に入らないね。)
ーー
『困ります！！』
「ちょっとくらいいいじゃん、つきあってよ、ね？」
校内を巡回していた雲雀は、体育の授業から戻る最中に複数の上級生に絡まれるAを見つける。
(…周りにいつもの草食動物達はいないようだね。さてどうしようか。)
様子をうかがっているが、この間のような光を出す気配もなく弱々しい抵抗ばかり。
『嫌です！離してください！』
その声を聞いた途端、身体が勝手に動いた。
「君たち、一体何してるの。群れで小動物を襲うなんて、咬み殺されたいの？」
(そうか。可愛い声で鳴く小鳥や小動物は嫌いじゃない。彼女は僕の庇護対象なんだ。たとえ彼女が強くても、僕はきっと…戦いたいとは思えない。)
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さす - いやいや!わたぬきさんには、自分のペースで、自分が満足する物を書いてもらえれば、、私も満足(?)です！! (2020年7月28日 0時) (
レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
わたぬき あめ(プロフ) - さすさん» うわぁぁぁ！！コメントありがとうございます！楽しんでいただけているようでとっても嬉しいです！ちょっと展開に迷って更新が遅くなっちゃいました…また頑張って更新していきますね！ (2020年7月27日 13時) (レス) id: 048cf81317 (このIDを非表示/違反報告)
さす - いつも見させてもらってます!とてもおもしろです!最新楽しみにしています頑張ってください！ (2020年7月27日 7時) (レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたぬき あめ | 作成日時：2020年7月1日 4時
