中学生日常編7 ページ14
『…ちょ…それ、返してください！』
「必死な顔もめっちゃ可愛いじゃん」
「なになに？この教科書返して欲しいの？」
「じゃあ俺たちにちょっと付き合ってもらおーかなー」
Aは移動教室の最中に3年生の不良3人組とぶつかってしまい、落とした教科書を取られてしまう。
トイレに寄るため綱吉と別行動しており、運悪く1人である。
「授業なんてかったりぃっしょ」
「俺たちとサボっちまおうぜ」
教科書を人質にする不良を追いかけて中庭に出る。
「テメェらそいつに何してんだ。そんなに遊びたきゃ俺が相手になってやる！果てな！」
そう言って獄寺がぽぽいとダイナマイトを投げる。
ちゅどーん
不良3人組は間一髪、無事に走り去ったようだ。覚えてろよなどという声が遠くから聞こえる。
『…わ…私の教科書…』
「え！？…あ…わりぃ…これか。黒焦げになっちまった。」
まだ少しもくもくとした煙の中から黒焦げの教科書をつまんで、申し訳なさそうに笑う獄寺から悪意は感じられなかった。
『…教科書は残念だけど…助けてくれてありがとう』
ーー
「おめぇ授業はいいのか？」
『もう授業始まっちゃったし…それに…教科書ないし…』
「っ…だからわりぃって！…そんな顔すんなよ！ちゃんと弁償して返すからよ」
Aと獄寺は教師に見つかり難そうな中庭の奥まった場所へ移動した。
『…そういえば、獄寺君って私のこと知ってるの？どこかで会ったことある？』
「あー…お前のことは…ガキの頃にボンゴレファミリーのパーティーで見たことがある。俺のクソ親父がお前のこと見てニヨニヨしてたからよく覚えてる。…その…(すげぇ可愛かったし…)」
最後の方は消え入りそうな声でAの耳には届かない。
『ボンゴレファミリーのパーティー…？？』
「ガキの頃イタリアでパーティーに出席してたろ？眼の青いガキと手繋いでうろちょろしてたじゃねぇか。それに最近もイタリアで見かけたことがあったから…てっきりお前はイタリアに住んでるものと思ってた。」
『イタリアのパーティー……バジル……
あれってボンゴレファミリーのパーティーだったの！？てっきりおじいちゃんのパーティーだと思ってた！！』
「お前のいう�爐�じいちゃん�瓩�ボンゴレファミリーの9代目ボスだからな。」
『リボーン！？』
リボーンがAの肩に降りてくる。
「ちゃおっス。おめぇらの話は全部聞いてたぞ。
獄寺、お前…甘酢っペェな。」
「なっ…！！」
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さす - いやいや!わたぬきさんには、自分のペースで、自分が満足する物を書いてもらえれば、、私も満足(?)です！! (2020年7月28日 0時) (
レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
わたぬき あめ(プロフ) - さすさん» うわぁぁぁ！！コメントありがとうございます！楽しんでいただけているようでとっても嬉しいです！ちょっと展開に迷って更新が遅くなっちゃいました…また頑張って更新していきますね！ (2020年7月27日 13時) (レス) id: 048cf81317 (このIDを非表示/違反報告)
さす - いつも見させてもらってます!とてもおもしろです!最新楽しみにしています頑張ってください！ (2020年7月27日 7時) (レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたぬき あめ | 作成日時：2020年7月1日 4時
