Name of You

何も見てない　EH side ページ6

え？あれ、なんだよ?

パーティ会場からトイレに向かおうと外に出たらテラスにイェソンヒョンが…

っていうか、女が後ろから抱きついてるじゃん!!

え？あれファン?

にしては、ヒョンは落ち着いてタバコなんか吸ってるし…

俺はそっとテラスに近づくと耳を澄ませてた

YS「俺の部屋に…来るか？」

…ひょ〜ん!!

思わず口がパクパクして…

あのヒョンが女を連れ込むだなんて…

ありえないありえないありえない…。

部屋って…今日の部屋だよね。

えぇぇぇぇ････。

っていうか、そこでそんなにくっついてるのも良くないんじゃない?

でも…あれの邪魔できる?俺?

怖い怖い････

ムリムリムリムリ。

あ…

あれだ。

俺はそばに有った椅子をわざと引掛けて倒すとトイレの方に向かって走った。

ヒョン、お願いだからそんなとこでそんなことしないで。

でもこれ…誰にも言えないよな。

あの女…誰だったんだろう?

ヒョン…ホントに連れ込む気なのかな?

後ろ姿しか見えなかったけど

髪の長い女だったな。

でも、イェソンヒョンだよ?そういうのと一番縁遠いじゃん。

そりゃぁ最近はセクシーだとか、あの目が色っぽい。とか言われてるけど…

女の影なんて…

っていうか、その辺の女を連れ込んで…

なんて絶対に無い人なんだけどな。

ヒョンは普段何考えてるかわかんないけど、本当は愛情が深くて優しくて、手あたりしだい女を抱くっていうよりは

好きな女を抱くってタイプなんだけど…

…好きな女?

え？そうなのヒョン？

トイレからの帰り道、俺が倒したはずの椅子は片付いていて、テラスにも人影はなかった…

良かった…のかな？

会場に戻ると

DH「ひょくぅ？どこ行ってたんだよ?」

コンサート終わりでテンションの高いドンへに捕まった。

EH「あぁ…トイレ。」

DH「なんか有った?」

こんな時のこいつの勘…鋭いんだよなぁ。

EH「何にもないよ。ほら、ドンへ今夜は楽しもうぜ。」

DH「だな。」

ヒョンは会場に居ないみたいだけど…

とにかく俺は何も見なかった。

うん。そうしよう。

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