なんで YS side ページ3
考えといて?
考えるも何も…
なんだって俺があいつを抱かなきゃいけないのか、なんで命を分けるような思いをしなきゃいけないのか…
そんなもの決まってるだろ?
答えはNOだって…
はぁぁぁ…
思わず深いため息が出た。
LT「この場に似合わない溜息だな(笑)」
YS「あぁ…ヒョンか…ちょっと…な」
思わずあいつの方に目をやると
LT「彼女か?珍しいな。お前が知らない女性に気を向けるだなんて…。アイスビューティだろ?」
YS「アイス…ビューティ?」
LT「あぁ…クールより冷たいアイスビューティ。彼女のあだ名だよ(笑)」
YS「ヒョンはあいつの事知ってるのか?」
LT「直接知ってるわけじゃないけどね…
今回の僕らのツアーのお客さん関係を仕切ってくれてる人だよ。直接僕らに関わりが無いから、イェソンは知らないよね。
仕事はすごく出来るみたいだけど…誰が来ようと落ちない。靡かない。アイスビューティ。
今日は…いつもと少しイメージが違う感じだけど…。」
裏方だけじゃなくて表周りの人間の事まで把握してるヒョン。ホントに頭が下がるな。
しかし…アイスビューティ…
馬鹿げた呼称だな(笑)
machinelike で充分じゃないか?
無機質で…作られた人形みたいな目をした仕事だけはこなす女…。
もう一度あいつを探すとまったく目が笑って無い笑顔で会話をしていた。
なぁ。なんで感情を亡くしたんだ?
生きながら死んでるってそういうことだろ?
しばらく観察でもするように眺めていると一瞬こっちを見たあいつが微笑んだ気がした…。
あの一瞬の笑顔は…笑ってた…よな?
頼むよ。なんで俺なんだよ。
俺はこれ以上抱えるものを増やしたくないんだ。
家族に…たくさんいる兄弟。これ以上のものを抱える気はないんだよ。
お前は勘違いしてるよ。俺はそんなに優しくもなければ器のでかい男でもないんだって。
お前の瞳に光を取り戻すだなんて…そんな大仕事…
はぁぁぁぁ…
LT「なんだよ。また溜息なんてついて…恋にでも落ちたか(笑)」
恋に落ちる方が…楽なんじゃないか?
蜘蛛の巣にかかったみたいな感覚だ。
なんでだよ…なんで俺だったんだよ…。
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angieuko(プロフ) - マユさん» ありがとうございます^^*きっと、この彼女には兄さんしかいないですよね♪永遠、単純だけど難しい素敵な言葉ですよね (2016年3月2日 18時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンの魅力的な姿がたまらない。最後の会話シーン「永遠」が沁みました。 (2016年2月28日 6時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちゃあさん» ちゃぁちゃんコメありあとーです♪兄さん、めっちゃ包容力あるイメージなの^^きっと二人はずぅぅっと幸せにしえるはず!!それから…ぎゅたまへの愛…隠し切れてなかった?( *´艸`)溢れ返っちゃってるので^^すまそ(笑) (2013年6月17日 19時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあ(プロフ) - あんじゅたん 読んだよ。兄さんの包容力ハンパ無いーー!そして自分に置き替えて読んだよ。そしてにイェソンがもっと好きになったよ。 きっと二人は幸せにしてるんだよね♪たまに出てくるギュにあんじゅたんからの愛を感じたのは私だけだろうか(笑) ありがとう。 (2013年6月17日 13時) (レス) id: 8e7de482e5 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - emiさん» えみたん♪コメントまで書いてくれてありがと―です♪あんこが書くとちょっと暗くなる^^;素敵だって言ってもらえてうれちぃです^^ (2013年6月14日 5時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2013年4月23日 19時