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番外編 呪具3 ページ43

Aside

誰だ甘ったるいパフェにシロップかけたやつ。

見ればいかにもという感じのホスト。

『言葉遣い上手いですね。でも私未成年なんですよ。マネーも無いですし(あるけど)』

「そうですか…少し残念ですね」


私も残念だと思うよ……

右手にプラモ数体を持って誘ってくるなんて。


「僕は八郎。高天原というホストクラブにいますのでいつでもいらしてください。あなたの様な天使をお待ちしています」

『あ、はい』


テクニック中級10、35と初級1の組み合わせか。意外とくるな。

寛太に教わった真顔で凌いだけども。


また、少し歩けば万事屋銀ちゃんの看板が。


万事屋ってなんでも屋だよね!


急いで駆け上がりピンポンを勢いよく鳴らす。


すると扉が顔面にめり込んできた。

?「新聞はいらないっていってんだろぉおおおぉ、あり?新聞社じゃない!し、新八?!女が扉で潰れたんだけど……」


メガネ「見損ないましたよ銀さん。もとから見損なってたけど」

「銀ちゃん。殺しだけはしないって信じてたのに……ひどいアル」

「神楽ちゃん泣かせて何してるんですか!」


天パ「何?俺が悪いの?大体新聞社って言ったのはてめぇだろうが!」

神楽「この後に及んで人のせいにするアルか?飛んだクズネ。新八、こいつほっぽって酢昆布買いに行くアル」


『あの、くだらない会話中すいません。依頼をしに来たんですけど』

メガネ「くだらないって言いましたよこの人」

「ちょっとお客サァン、俺らの何処がくだらないん バン! 『お金はあるんで依頼受けてくれますよね?』 いやー!くだらないっすよね!な!新八!お客さんにお茶出せってったくのろまだな。これだから新一じゃなくて新八なんだよ」

「新八関係ないだろ!
っていうか金に釣られたよこいつ!」

居間にきてソファーに腰を下ろすと、

天パさんは自分の顔の影を濃くしてワントーン低く聞いてくる。

天パ「で、依頼内容は?」

私もそれに答えて影を濃くする。

『私の、暇を潰してください』

「え、ええぇえええええ!」

『そんなに驚くことかね?新十一くん』

メガネ「新八ですよ、なんで数字上げてるんですか」

『いいじゃないですか。私は暇が潰せるお宅は儲かる。お互いwin-winな関係でしょ。
神楽ちゃんだっけ?好きなだけ酢昆布買いなさい』


「キャッホーイ!太っ腹アル!名前、何ていうアルか?」


『私は睦月A』

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作者名:ピザうどん花子 | 作成日時:2021年3月14日 18時

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