生意気ボーイ

容赦 ページ46

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涼太side






玲於｢ヒナと、付き合い始めました｣









楽屋に着くなり照れた顔で報告をする玲於に、



ちょっとホッとしてる自分がいるのは何故だろう







でも、これでAちゃんは…





このこと、知ってるのかな？






知ってたら、こんなスタンプ送ってこないよな






交換したLINEの画面に映るおはようのくまのスタンプ







Aちゃん、知ったらどうなるかな







言ってやりたい







玲於のこと1番見てるのは、Aちゃんだよって







駄目だ





ここであの子の名前を出すのは、あの子にとって本望じゃない









きっとここにいたら、Aちゃんは、…







涼太｢おめでとう、玲於｣





必ず、そう言って笑う



憎まれ口も叩くかもしれない





玲於に、気を遣わせない為に。





玲於｢ありがと、涼太くん｣





ねぇ、僕は玲於に、気持ちを伝えたよ？






Aちゃんが好きだって、言ったよね？






玲於は、ほんとにAちゃんのこと好きじゃない？





なら、容赦しないよ？







何が起こっても、これから先玲於に渡す気は無い







あの子を傷つけるなら、









僕が貰う









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