【5部】ロキとレクイエム【ジョジョの奇妙な冒険】 (ページ8)

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証明③ ページ8

「ッ、ジョルノ！」

ブチャラティが叫び、私から一歩間合いを取った

「あなたはスタンド使いだ。ポルポがあなたを僕のもとへよこしたのは、あなたが相応の信頼を持ち、僕の正体を調べるのにうってつけなスタンド使いであるからだ！身分証を見るだとか、尋問をするだとか、そんなくだらない事なんかする必要もなく、確実で絶対な情報を掴み取る事のできる( ・・・・・・・・・・・・・・・・・・)あなたをよこしたんだッ！」

「コスモジャックッ！！」

ようやく水平線から身体をこちらに向けて、目を合わせたままそう叫ぶジョルノに、私は容赦なくスタンドを叩き込んだ。

ジョルノは私が攻撃することをまるでわかっていたかのように、ゆっくりとそのスタンドを見据えた。のちに、コスモジャックの右肩から延びる触腕(コード)が首から繋がれ、そのままガクリと膝をついて倒れ込んだ

「ジョルノッ！くっ…！」

ブチャラティはどうすることもできないこの状況で、焦りだけを顔に出して私へ攻撃を仕掛けるか迷っている様子だった

「……ブチャラティさん、ちょっとこちらへ」

「……！？」

私はコスモジャックの胸元から薄型のタブレットを取り外し、カバーをめくって少し操作する

騒ぎを聞きつけた4人がこちらへ集まり、状況を見てブチャラティを質問責めにしていたが、ブチャラティはそれを一喝して4人を船室へ追いやった

「さて、まず、私に対しての攻撃はイコールジョルノへのダメージへと繋がっているということを忠告しておきます。心配しなくても、私はあなた方が危惧する存在になるつもりはありません、まずは私の話を聞いていただけますか？」

ブチャラティは私の喋り方や表情を見て本当に敵意がないということを理解してくれたらしく、まだ少し困惑はしていたがああ、と頷いてくれた

「今、私のスタンド『コスモジャック』は、ジョルノくんとこの…パソコン…を繋げる回線の役割をしています。無理にコードを引き剥がすことは、ジョルノくんの人格や精神にエラーを引き起こす原因となりますので、くれぐれも。くれぐれもそんなことはしないように………人のコアに触れるってのはとても大変なことなんだ、今私のスタンドはジョルノくんをこの小さな機器一つで再現するのに必死で私を守る力はない。もし敵に襲われでもしたらあなたが私とジョルノくんを守ってくださいね。」

改めて釘をさして、ブチャラティに説明を始める