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第3話 自転車の多人数乗りはダメ絶対!! ページ8

ライム目線


朝、寄宿舎を出て学校に行く途中。俺が見たモノは……自転車に乗る坂田

チリンチリン

桂「フォォォォォォォオ!!!!!」

銀時「オイぃぃぃヅラ テメー銀さんの肩潰れるから降りろォォォ!!」

…と坂田の肩の上に乗る桂

高杉「銀時遅いぞ もっと早くこげ」

銀時「テメーも何で乗ってんだァァァ!!これ一人用なの!!テメーらが乗る隙間なんざねぇの!!」

…と自転車のカゴ部分に乗る高杉だった。

ライム「オイ何をしている貴様らァァァ!!」

しかし、俺の怒鳴り声も聞こえていないのか、スルーして行こうとする3人。

ライム「おっ、おい待て!!」

反射的に駆け出す。…が

ライム「待てと言っtゲホッゴホッ!!」

……忘れていた。
自分がぜんそく持ちであるということを。

ライム「く……ハァッ、ハァッ…」

思わず道端の塀に寄りかかる。

その時

?「おぉー 何かエラいことになっちょるのう〜大丈夫がか〜?」

偉く呑気な声が聞こえてきた。
喋り方が少しこの辺の人と違う。老人?かと思ったが…←
…にしては声もデカいし、若々しい。
つーかこの大変な時に…他の高校の不良か?

ライム「だ、誰……」

?「おうおう、無理しちゃアカンきにー」

と言って、俺の背中をポンポンとさすってくれた。
お陰で楽になってきた。どうやら、そこら辺のチンピラとは違うらしい

ライム「……っはあ、だいぶ楽になってきた…」

?「本当がか!そいつは良かったの〜」

ライム「…ありがとうございます」

改めて相手の顔を見ると、学ランに襟巻き、下駄に、サングラスに、もじゃもじゃの天パ。

驚いたことに、そいつが着ていた学ランは、紛れもなく攘夷高校のものだ。しかし、同じ1年にしては見覚えがない。上級生か…?
などと、色々考えていると、「いや〜」と、また呑気な声。

?「実は、“攘夷高校”っちゅう所に行きたいんじゃが、ちくと道に迷ってしもうてのう!知っとるんなら、案内してほしいんじゃが〜」

方向音痴か←
自分の学校の場所分からなくなるなんて…

ライム「いいですよ。助けてもらいましたし…」

もじゃもじゃ「おぉ!本当がか〜!!まっこと親切な方じゃのう〜!!!礼ば言うぜよ〜〜!!」

いや親切って…どのみち行きたい方向同じだし。別に損はない。

ライム「こっちです」

?「助かるの〜!…あ〜それから、」

もじゃもじゃが言う。

坂本辰馬「わしゃあ坂本辰馬いいます〜よろしゅうお願いします〜!!」

第4話 道端や出かけ先でたまたま会って仲良くなった人に、2回目偶然会ったらもう奇跡かストーカーだと言っていいと思うよ→←第2話 変なあだ名付けるのは失礼だbyライム 人の楽しみ取り上げるのも失礼だby銀時


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柳生九兵衛


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作者名:星の抹茶 | 作成日時:2018年12月15日 1時

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