08 ページ9
蓮「とりあず、何かあったらすぐに俺を呼べよ」
「分かってるよ。もう蓮ってば心配症なんだから」
墓地の入り口まで来て蓮にあれこれ注意事項を説明されている。
ここは神宮家の人間しか立ち入れないので、蓮は入れないのだ。
蓮「あんまり遅くなるなよ」
「うん！行ってくる！」
危ないと思ったら走って戻ってこいだの、護身用にこの札を持っていけだの
ここには誰も入れないのは分かっているはずなのに
蓮も最近私のお父様に似てきたな…。
数分話してやっと気が済んだのか、「気を付けて行けよ」と送りだしてもらう。
しばらく歩いて行くと、真っ赤な彼岸花がたくさん咲き乱れる場所に着いた。
ここが神宮家のご先祖様が眠る場所。
「おばあ様、お母様、お久しぶりです」
私の大好きで大切な2人が眠る場所。
とっても会いたかった。
「二人が着ていた着物です。私似合ってますか？」
暫く2人の墓石の前で話していると、チリンッと音が鳴るのが聞こえた気がした。
何の音だろう？
鈴が鳴ったみたいな音だったけど･･･。
？？「久しぶりだね」
急に後ろから声が聞こえる。
「誰！？」
咄嗟に振り返ると、そこには
真っ白な肌にスミレ色の着物が綺麗な男の人が立っていた。
その男の人は袖から細く綺麗な手を出して、私の頭をそっと撫でる。
びっくりするぐらい冷たいその手は、懐かしくて、心地よくて、
あれ、何で私、この人の事･･･。
？？「大きくなって、安心したよ」
知ってる気がするの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1099人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます！その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (
レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです！更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もたな | 作成日時：2022年6月23日 22時
