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大「わっほーい!皆!A連れてきたぞー!」
佐久間さんの大きな一声と共に視界が歪む。
グルグルとめまぐるしく景色が変わったと思ったら、やっと焦点が合いはじめて、気付くと私は大きな庭園に着いていた。
辰「A、おかえり」
奥から現れたのは先日出会った九尾の狐さんと、鴉天狗さん。
そして、他にも4人の妖であろう人達が姿を表す。
「九尾の狐さん・・・」
??「はは、ふっかお前、九尾の狐さんって呼ばれてんの!?ウケんだけど」
「えっと・・・貴方は・・・」
??「・・・今のは翔太カウンター食らったね、ドンマイ」
??「しょっぴーショックすぎて固まっとるやん!
あ!A!!久しぶりやな!!!元気しとったか!」
??「コラコラ、いきなり話しかけたらAがビックリしちゃうでしょ」
佐久間さんも元気な妖さんだと思ってたけど、他の皆さんも元気だ・・・。
圧倒されてしまう。
でも、何だか
「ふふっ、皆さん仲良しなんですね」
大「あ!!Aが笑った!!」
凄く心地の良い空間。
??「改めて、A、久しぶり。
天邪鬼の阿部亮平です。これから俺がAの記憶の封印を解くんだけど、大丈夫かな?」
私の前にやって来たのは、あの阿部さん。
思ってたよりとても優しそうで、物腰の柔らかい笑顔で話しかけてくれる。
「はい・・・お願いします」
亮「ありがとう」
安心してしまう阿部さんの声と笑顔。
きっと大丈夫。ここに居るのは皆悪い妖じゃない。
そう自分に言い聞かせるように目を瞑ると、私の額に阿部さんの手が重なる。
どうやって記憶の封印が解けるんだろう、なんて他人事の様に思っていたのも数秒。
そのまま私の意識は途絶えた。
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もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます!その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです!更新楽しみにしてます、頑張ってください! (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もたな | 作成日時:2022年6月23日 22時