悲劇の後は ページ31
!!!
着物が邪魔だ。
だったら、
斬ってしまえばいい。
ビリッ
着物を切り取って戦う。
神楽ちゃんと、そよは城内に戻されたらしい。
「貴様か。神威を殺めたのは。」
神威を殺した奴を刺す。同じように、腹部を貫通させて。
それから、神威の方に駆け寄る。
「……ぅっ。神威。死なないでよ。」
彼を抱き締めてそう言う。
貴方が死んでしまったら、何を愛せばいいんですか?
「……A、泣かないでよ。俺は泣かせに来たわけじゃないんだから。これからは泣かない約束ね。
大丈夫だよ。今は身分のせいでこうなったけど、来世では身分関係なく愛し合おうよ。」
彼は力を無くしてその場に倒れ込んだ。
「神威!約束よ。来世で愛し合うんだから!」
私の頬に手を置いていた手は力無くしてその場にパタリと落ちた。
涙は出てくる。涙しか出てこない。
でも、最後の約束だもんね。守らないと。
涙を必死で止める。
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リム - すごく泣けました。素晴らしい作品、ありがとうございます。 (2017年8月6日 17時) (レス) id: b9e9b101f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(* ” ) - 小説がきになります!更新頑張ってください (2017年4月7日 0時) (レス) id: 57516f0401 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たこな | 作成日時:2017年4月6日 21時