べるぜバブ 石矢魔高校最強のあの子は面白いことがお好きなようで…

８話 ページ9

貴方｢しんたろーう!｣

会って早々、あたしは慎太郎に抱きついた。


夏目｢あれ、元気ないね。どうしたの?｣


貴方｢葵ちゃんがどっか行っちゃったー...｣


夏目｢それは残念だったね｣

そう言ってあたしの頭を撫でてくれた。

貴方｢へへ♪｣

きもちー♪


慎太郎が何か思いだしたように｢あ、そーいや...｣と言った。

貴方｢ん？｣


夏目｢邦枝と男鹿ちゃん、やりあったんだってね｣


貴方｢そーなの？｣


夏目｢さっき歩いてる奴等が言ってた｣


あー、それであそこにアバレオーガ君がいたのか。


貴方｢そんで慎太郎は見れなくて残念って思ってるんでしょ｣


夏目｢そーそ、よくわかったね｣


貴方｢へへー♪それくらいお見通しさー♪｣


夏目｢(ｸｽｯ｣

慎太郎がいたずらっぽく笑ったと思ったら、


ﾁｭｯ


貴方｢ふぁ?｣

すっごいアホな声出た...。っじゃなくて！！


貴方｢慎太郎！何するのさ！｣


夏目｢んー、キス?｣

そう言ってニコニコーっと笑う慎太郎。

..可愛いな、おい。


貴方｢はぁ..。まあ、ほっぺだからいいけどさ
だめだよ、こんなことしたら｣

唇をとがらせながら、軽く怒ると、

夏目｢ほっぺならいいんだー｣

と言ってまたニコニコした。


いや、良くはないんだけど...。


夏目｢あ｣


貴方｢ん？｣

慎太郎の見た方向を見てみると...

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