[進撃の巨人]レンアイゲーム (ページ10)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:6,201 hit

act9.説得ページ10

A｢それなら私が､アニさんに話をつけてきます！なんとか頑張って説得してみますから！｣

ハンジ｢でももしかしたらあんたの事狙ってる可能性も…一人じゃ危ないよ｣

A｢でも…｣

リヴァイ｢なら奴は放っておけ､敵か味方か考えてる事が分からねぇ以上は危険だろ｣

そう言われると私は黙った｡
でも納得がいかない
私はやっぱりアニさんとお話がしたい

ハンジ｢はぁ…とりあえず今日は皆部屋に戻ろうか､顔を見ると元気じゃないの丸わかりだし､皆休もう｣

そう言われると皆は賛成して立ち上がる｡

ハンジ｢じゃあ､明日もここに集まってよ？｣

エレン｢何時に？｣

ハンジ｢大丈夫､私が皆を起こしにドアを叩いてあげるから､なんてね｡だいたい９時頃に頼むよ｣

ハンジ先輩がそう言うと皆はうんと頷く｡

アルミン｢でも外に出れないし密室だから今､朝なのか夜なのか分からないってことですよね？｣

ハンジ｢あぁそうだよ､でも唯一腕時計があるから時間は分かる｡とりあえず今は時計を見ると10時だから今から11時間後に集まってってこと｣

アルミン｢分かりました｣

皆が納得するとそれぞれ部屋へ戻っていった｡

勿論私も｡

でも皆で協力すると言ってもこのゲームは酷い

冷静でいるのもきっと大変だろう

と､思いながら私はアニさんの事を考える｡

A｢やっぱり行って話しなきゃ…｣

私は一言ぼそっと呟き､そっと部屋から出る｡

ちなみに皆の部屋は密集してるのですぐに行ける｡

そしてアニさんの部屋の前まで来てノックをする｡

するとドアを開けてくれた｡

アニ｢何しに来たの？｣

A｢ちょっと話がしたいなーって思ったんですけど｣

アニ｢……いいよ入りな｣

と､アニさんは部屋に入れてくれた｡
その後座っていいとの事を話され私は座る｡
するとアニは私の隣に座った｡

アニ｢で？何の話？｣

なんだか緊張する
でも言わなきゃ

A｢あの…皆で協力しませんか？｣

アニ｢…私はいいよ､このまま永住しても構わないし｣

A｢いいえ皆で協力すればきっと皆で出れます！だからアニさんも一緒に！｣

アニさんは少し考え込みながら

アニ｢…そうだね､あんたは私がここから出た方がいいと思う？｣

え？その質問の意味はどういう事？
出た方がいいに決まっているけどまるで遠回しに自分は悪人みたいな言い方…ううん何考えてるんだろう私

とにかく今は説得しなきゃ

A｢あ､当たり前ですよ！皆で出ましょう！是非とも笑って出られたら嬉しいですし｣

そう言うと､何故かアニさんは一瞬だけ不適な笑みを浮かべていた｡

→続く