[進撃の巨人]レンアイゲーム (ページ6)

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act5.対象ページ6

皆がじっと主催者を見ておりどんな内容なのかを待っているみたいだ｡

主催者｢あぁそういえば説明の前に…｣

と､主催者が言うと天井から箱がゆっくりと落ちてきて私達が囲んでいるテーブルに置かれた｡

すると皆は一斉に箱に目を向ける｡

ハンジ｢この箱は何だい？｣

主催者｢まぁ簡単に説明するとまずは王様を決めます｡くじ引きのようなものですね｡さ､その箱から一枚引いてください｣

エレン｢おい王様を決めて何するってんだよ！？｣

主催者｢はぁいちいちうるさい人ですね｡それ以上言うなら貴方ここに永住しますか？皆さんも口ごたえするなら永住ですよ？｣

エレン｢…っ､分かったよ引けばいいんだろ｣

主催者｢はい利口ですね｡では引いてください｡紙を開いて王様と書かれていたら見事にその方が王様となります｣

皆も私も主催者の話を聞いてやむを得ず１人１人引いていく｡

まずはエレンが引き､紙を見ると王様という文字は書いておらず白紙であった｡

そして他の皆も白紙であり､私が紙を開いてみると

『貴方が王様です｡おめでとう』

と書いてあった｡

A｢私が…王様？｣

するとハンジ先輩が私の方に駆け寄りほんとだ！と言いながら紙をじっと見てきた｡

主催者｢決まりですね｡王様はAさんですか｣

A｢あの…王様は…何かあ､あるんですか？｣

私は恐る恐る聞いてみる｡

主催者｢はい､貴方が王様ですからね｡つまり王様の貴方が恋愛の対象者になります｣

A｢恋愛の…対象…？｣

主催者｢はい｡なので王様以外の貴方達には､Aさんに恋をしてください｡そして王様が最終的に誰を一番好きになるか｡一番気に入った人を選んでいただくのです｡選ばれた方はお見事､王様と一緒に此処から出れます｡ねぇロマンチックでしょう？｣

A｢そ､それは…私と私が選んだ人しか帰れない…という事､ですか？違います､よね？｣

主催者｢そうですよ､この10人のうち帰れるのは２人だけという事です｡残った８人は此処で永住です｣

主催者はくつくつと笑っていた｡

A｢私そんなことできません…誰かを選ぶなんて｡それに私は皆で帰りたい｣

ミカサ｢Aの言う通り｡こんな事出来るはずがない｡それに私は女｡女の子が女の子を好きになるなど言語道断…｣

アニ｢いつからあんたはそんな馬鹿になったの？ミカサ｣

→続く