[進撃の巨人]レンアイゲーム (ページ14)

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act13.思いページ14

私は必死な思いでリヴァイ先輩に言う言葉を選んだ｡

｢私…私…死にたくありません！！｣

普段では考えられないような大きい声で私は言った｡

｢……やっと言えたじゃねぇか本音が｣

そう言うと､私の胸ぐらを掴むのを止め果物ナイフもしまう｡

｢全部自分で何とかしようと思うんじゃねぇよ､少なくとも俺はてめえの味方だ｣

｢り､リヴァイ先輩…すみません私がどうかしてました｡あ…あの…私｣

｢なんだ？｣

｢リヴァイ先輩が今まで怖い存在でしたけど…今は､その､怖くないです｣

私はついにこりと微笑む｡

｢…てめえはやっぱり筋金入りの馬鹿だな｣

そう言うとリヴァイ先輩は私の頭をわしゃわしゃと撫でる｡

｢私､馬鹿ですから｡でもリヴァイ先輩にこれから頼りますから､覚悟してくださいね｣

｢あぁ｣

リヴァイ先輩…ありがとう｡

―――――
ミカサ｢…ここから出る方法は少ない…｣

彼女は部屋で一人で考えていた｡

…………

分かった…思いついた｡

此処にいる８人を私の手で楽にしてやればいい…

ただ順番を変えて貴方は最後に…そして私はエレンと幸せに暮らす｡

そう､私とエレンだけで｡

他は邪魔者……

エレン待ってて

私は頑張るから､邪魔者は私が排除するから

――――――
エレン｢……今､一瞬寒気がした｣

サシャ｢だいひょうふですか？｣

サシャはいもを食べながら言う｡そして今､サシャとエレンはエレンの部屋で語っていた｡

エレン｢お前はいつも呑気だよな…なんでそんな呑気でいられるんだよ｣

サシャがいもを堪能し､ごくっと飲み込む｡

サシャ｢ここには食べ物がありますから！私は別に永住しても構いません｣

エレン｢そんな訳ねーだろ！お前だってほんとは出たいだろ！？｣

エレンはサシャの肩を掴んだ｡

サシャ｢…確かに出たいですよ私だって｡でもどうしたらいいか馬鹿な私には分からないんですよ｡正直の所皆で出る方法がなかったらどうしたらいいですか！？エレンには分かるんですか！？｣

サシャが此処で始めて涙を見せる｡

エレン｢……俺にも分かんねーよ｡どうしたらいいかなんて｡でも諦めたらそこでゲームオーバーじゃねーか｣

サシャ｢…すみません､私弱音を吐いてしまいました｡私頑張りますから､考えて考えて考え抜きましょう｣

エレン｢立ち直んのはや…｣

サシャ｢さぁまずは腹ごしらえですよ！｣

エレン｢まだ食うのかよ！まぁいいや､なら俺も食べとく｣

サシャとエレンは沢山ご飯にがっついた｡

→続く