[進撃の巨人]レンアイゲーム (ページ12)

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act11.動揺ページ12

アニ｢さて､と…悪いけどあんたにはしばらくここに居てもらう｣

私はそう呟きAの手首や両足を縛り､口にはガムテープを貼る｡そして部屋のクローゼットの中に隠した｡

アニ｢これでよし､と｣

暫くは気絶してるだろうしそのままにしとこう…

と思っている時だった｡

コンコンとノック音が聞こえた｡

私はドアを開ける｡

アニ｢何の用……ですか？｣

私にとって以外な人物が立っていたため一瞬驚いてしまった｡勿論それだけでなく私の心の中は酷く動揺している｡

リヴァイ｢…よう､アニ｣

アニ｢で､何の用ですか？リヴァイ先輩｣

私がそう言うと多少間が空いた｡

リヴァイ｢……単刀直入に聞くが､Aはどこだ？｣

リヴァイ先輩が冷たい目線を私に向けてきた｡

アニ｢ほんとに単刀直入ですね｡でも私は知らない｣

リヴァイ｢…なら言い方を変える｡Aはてめぇの部屋の中にいるんだろ？｣

アニ｢何故そう思ったんですか？｣

やっぱり先輩は見てたの…？
いや勝手に入ってくる様子は絶対になかったし
それに部屋は防音｡防音なのは私がちゃんと確かめた｡

なら…まさかAが私の部屋に入ってくる瞬間を見たっていうの？

リヴァイ｢あいつは変なとこで頑固だからな｡てめぇがいない間にあいつがアニを説得するだの言ってたんで来てるはずだ｣

あぁなんだ実際見た訳じゃないんだ｡

アニ｢あぁ､そういえば先輩はAとは生徒会で一緒でしたね｣

リヴァイ｢そんな事はどうでもいい､話を逸らすんじゃねぇよ｣

アニ｢…ここには来てないですよ､だから後は休んだ方が｣

リヴァイ｢…どけ｣

アニ｢なっ…｣

先輩は私を退けてずんずんと部屋に入っていった｡

私は即座に先輩の後を追う｡

リヴァイ｢いねぇ…｣

アニ｢だから言ったのに､居ないって｣

リヴァイ｢……おい､ちょっと来いアニ｣

アニ｢何ですか？｣

先輩が手招きしたため私は大人しく傍に寄る｡

しかし､それと同時に腹に激しい腹圧がかかる｡
そう､先輩に拳を入れられていたのだ｡

なっ……何故…

私は床に倒れ込みそのまま気を失った｡

→続く