梟に会えました (ページ4)

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今の時間は朝の6時

私早起きしたなあ…。

ここから学校まではどれぐらいかかるんだろう。

スマホの地図アプリを使って調べる。

［徒歩20分］

なんだ、割と近いじゃん！

これならなんとか大丈夫そうかな。

でも、最初だし早めに出ないと

よし、準備しようかな！

必要なもの本当に全部揃ってるんだけど…
逆に怖いよ。

制服はもちろんスクバや筆記用具、流石に教科書は無かったけれどそれ以外は完璧だった。

◆◇

『いってきます。』

準備をおわらせ家を出る。

スマホの地図を頼りに学校まで辿り着いた。

辿り着いたんだけど

『広っ！！』

すごすぎる、東京の私立校って言うから覚悟はしてたけど想像をはるかに超えてきたよ！

あの人らいつもこんなとこ通ってたのか。

『えーと校内地図があったような』

地図の存在を思い出し鞄の中をあさる。

『あれ、ない！忘れたっっ！？』

どどどど、どうしようっっ

地図ないと絶対分かんないって！

時間もあと20分程度しかない。

誰かに聞かないと！

とりあえず、近くにいた女子生徒に声をかけてみる。

緊張で手が震えるうう

『ぁ、あの…すみませんっ』

声が小さすぎて聞こえてなかったらしく素通りされた…

うわあああ！

そうだよ、人見知りの私が知らない人に声かけるなんて無理に決まってるよ！！！

でも、もう時間がっっ

よし、もう1回！

今度は、となりを通っていった人に声をかけてみよう！

『あの！』

ドドドドドッッ！！

『えっなに！？』

『うわぁぁああぁぁああああぁぁあ』

何が起きたか説明しよう。

話しかけようと道の端から真ん中の方へいくと、ちょうどロードワークから帰ってきたらしい運動部の人達の波に流されて、よくわからない来てしまった。

『最悪だ…。』

ほんとにツイてない。

流されてついた場所は体育館の前だった。

扉が少し空いていて中が見えた。

鍵が閉まっていないってことはどこかの部活が使っていたんだろう。

って、そんなこと考えてる暇無かった！

あと10分しかないよ！！

？「忘れ物したあああああああ！！！」

叫びながら誰かこっちに来たっ！？

てか、足速すぎでしょっ！

ビュン

すごいスピードで通り過ぎてったよ
風がやばかった。

？「おお、あったあった！」

足も速いけど声もデカかった。

って、でてくるじゃん！

？「あれ、お前何してんのー？」

は、話しかけられたあああ！！