呪術師と嫌われ者

33　分岐１ ページ46

補助監督さんがなんか知らんけど、愛華の名前を知っていた。

そういえば、補助監督さんが現れる前なんかすごいオーラっていうのかな。

圧を感じた。

普通補助監督さんは大体の人は、「さん」づけをする。

でも、この人は「さん」づけどころか呼び捨てだった。

それと愛華を叱るような口調もそうだ。普通あんな上から目線じゃない。

補助監督さんが持つ、すごいオーラ(圧)。

謎の上から目線。



《おかしい》

私の勘がそう、告げていた。

ふと、愛華を見ると結構顔が青ざめていた。

知り合いか？

ま、とりあえず今のところは様子見だな。

補助(？)「こんなに怪我をして…あなたは大事な”駒”なんですから怪我はしないように

言ったはずですよね？…………それと一番大事な問題が…愛華、言わなくても分かりますよね？」

すると、愛華はブンブンと首を上下に動かした。…首痛くならないんかな？

いやもうこの時点で、コイツ補助監督さんじゃないな。

よし！聞いてみよぉ〜う！(思い立ったら即行動バカ)

A『あの…あなた”補助監督さん”じゃないですよね？』

補助(？)・愛華『！………。』

こりゃ、図星だな。

補助(？)「…へぇよく分かりましたね。結構普通にしていたつもりなんだけどなぁ」

A『名前と目的、それと愛華とどういう関係なのかを150字以内で述べなさい。』

補助(？)「なんか、学校のテストみたいな感じだね。あと、述べないよ

敵に情報はなるべく知られたくないからね。」

A『述べなさい。』

補助(？)「やだ。」

A『述べなさい。』

補助(？)「やだ」

A『述べなさい？(^言^)』

補助(？)「はぁー名前は言わないけど、目的だけはいいよ…めんどくせぇー」

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