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日向「あ、えっと・・・・お・・とり」
西谷「あ?鳥?」
日向「お・・囮」
西谷「なんでそんな自信なさげに言うんだ?」
日向「エースとか守護神とかと比べて、何かパッとしないっていうか」
西谷「呼び方なんて関係ねえだろ」
「お前の囮のおかげで誰かのスパイクが決まるなら、お前のポジションだって重要さは変わんねえ」
日向「・・・はい」
菅原「今の烏野には最強の囮がいるんだよな」
「今まで決まらなかったスパイクでも、日向と影山のコンビがいればきっと決まるようになる」
澤村「うん」
『武田先生の言ってた化学変化でみなさんはきっと変われると思いますよ』
だよね、殺せんせー。
私たちと同じように
澤村「いいほうに変わるといいけどな」
菅原「ハッ弱気やめろよ」
澤村「んじゃ、早く片付け終わらせて帰るぞー!」
清水「Aちゃん!」
『はい!・・・どうしましたか?』
清水「・・・菅原とはどうなったの?」
と潔子先輩はいたずらな笑みを浮かべる。
『・・・実はt』
菅原「俺ら付き合ったんだよ、な?」
と、菅原先輩は澤村先輩たちに伝えた時のように私の腰に手を回した。
清水「え!そうなの?」縁下「え゛」
清水「おめでとう、Aちゃん」
『あ、ありがとうございます?』
『潔子先輩のおかげです』
『先輩が昨日、背中を押してくれなかったら私は好きだと言う勇気がなかった』
『ありがとうございました(^^』
菅原「俺からもありがとな」
清水「そんなお礼を言われることはしてないよ」
「菅原、Aちゃん泣かせたら承知しないからね」
菅原「んな、バカなことするわけねえべ!」
菅原「な?A」
『・・・どうですかね笑』
菅原「え〜!」
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帰り道。
『良かったですね、正式にじゃないけど西谷先輩が戻ってきてくれて』
菅原「あぁ、あとは・・・」
旭さん・・・エースか。
ふと菅原先輩の顔を見ると、すごく悲しそうな顔をしていた。
前に私に向けたあの表情。
私は菅原先輩の頬を軽くつねる。
『そんな顔しないでください』
『きっと戻ってきますよ』
すると先輩はハッとしたような顔をする。
『じゃ、また明日』
『おやすみなさい』
菅原「・・・ありがとな!おやすみ!」
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作者名:名稀ーなきー | 作成日時:2024年2月15日 16時