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「「「「『ありがとうございました！！』」」」」
練習試合は無事終わり、私たちはバスへ向かう。
澤村「武田先生や咲花はああ言ってくれたけど」
「正直及川のいる青城と真っ向勝負で戦って勝つためには」
「まだ決定的に足りないものがある」
及川「おお、さっすがキャプテン」
『？』
校門前に待ってましたというように及川さんが立っていた。
及川「ちゃんと分かってるね」
日向「出たな大王様」
田中「何だコラ」
日向「何の用だ？」
田中「やんのかコラ」
日向「やんのかコラ」
及川「そんな邪険にしないでよ」
「ちっちゃい君」
日向「えっ」
及川「最後のワンタッチとブロードすごかったね」
日向「え？ああ、エヘヘへッ」
及川「次は最初から全力でやろうね」
日向「あ」
及川「まだセットアップは見せてなかったし」
「あ、そうそうもちろんサーブも磨いておくからね」
「君等の攻撃は確かにすごかったけど」
「レシーブがクズクズじゃすぐに限界が来るんじゃない？」
「強烈なサーブ打ってくるやつは何も俺だけじゃないしね」
「IH予選はもうすぐだ、ちゃんと生き残ってよ」
「俺はこのクソかわいい後輩を公式戦で同じセッターとして」
「正々堂々たたき潰したいんだからさ」
日向「レシーブなら特訓する！」
月島「おい放せ」
及川「レシーブは一朝一夕で上達するもんじゃないよ」
「キャプテン君は分かってると思うけどね」
「大会までもう時間はない、どうするのか楽しみにしてるね」
「あ、そうそう」
「そこのマネちゃん」
『私？』
及川「君名前は〜？」
え、教えたくない・・・
『教えません』
及川「え？教えてよ〜」
『・・・』
及川「ねぇねぇ」
え、しつこ
ビッチ先生に教わった営業スマイルで追い払おうか。
『あn＿』
菅原「ゴメン、こいつ、俺のだから」
『！！』
「A、なに他の男喋ってんだよ〜ほらバス行くよ〜」
及川「Aちゃんね！今度連絡先交換しよーねー！」
『！菅原先輩なに名前教えてるんですか！』
菅原「！わりぃ・・・」
菅原「・・・及川あいつ」
影山「き、気にしないでください」
「あの人ああやって人を引っ掻き回すのが好きなだけなんです」
澤村「確かにIH予選まで時間はない」
「けどそろそろ戻ってくる頃なんだ」
「烏野の守護神が」
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作者名：名稀ーなきー | 作成日時：2024年2月15日 16時
