１＊父の名 ページ3
さて、そう何年も私の第二の人生について話すのもアレなので、十何年ほど未来の話をしよう。
私は18になった。高校も通っている。ついに転生前の歳を超えてしまった。とはいえ２回目の高校で、精神年齢的には三十手前である。なんか周りの子が子供の様に感じられてしまって、うん、正直友達はいない。三年間ぼっちである。転生前は普通に居たのでとても寂しい。しかし、転生前の記憶があるせいか、無意識的に壁を作ってしまうのだ。
自分は
まあ高校ももう終わるし…父は進学するべきだと言ってくれたし、大学に進学するつもりだ。何とかなるだろう。
ところで、18年も生きていると、重大なことがわかった。この世界のことについてだ。私が住んでいるのはヨコハマ。横浜ではなくヨコハマ。
そして、武装探偵社とポートマフィア。
私は転げ回って歓喜した。そう、この世界は夢にまで見た【文豪ストレイドッグス】の世界なのだ。私に異能はあるかなあと思ったが、この18年間発動したことは無い。というよりも文ストのキャラクターに会ってすらいない。どうせなら死ぬまでには会いたいな。無理かな。
私に異能があれば、武装探偵社に入社希望したものだが。
父も母も無いらしいし、おそらく私もない可能性が高い。そういうものでは無いのかもしれないけど。
そんなふうにぼーっと、6時間目の授業を受けていた。いい天気だなあ、良すぎて気味悪いくらい。そうやって空を見上げていると、教室の扉が勢い良く開かれた。扉を開けた先生が一直線に私の方に向かってくる。
えっやば何かしたかな私？
先生は私の肩に手を置いて、落ち着いて聞いてください、と言った。それは自分に言い聞かせるように言っている風にも見えた。これは相当のことかもしれない。ごくりと、生唾を呑んだ。
先生から発せられたそれに、私は鈍器で殴打された気分になった。
「お父上が、亡くなられました」
家に帰ってきた。どうやって帰ってきたかは覚えていない。ふらふらと、そしてまたぼーっと。青い空が憎らしかった。
先生に言われた後職員室へ連れ出され、その場に居た軍警にこと細く話された。
父は自宅で遺体が発見されたこと。
そして、死因は他殺である、ということ。
「そ、そんな、父さんが？」
「ええ。…職業柄、逆恨みも有り得なくはないですね」
「そんな………そんなことって、」
父。
私の、父。
彼の職業は、内務省異能特務課。
名を、朝霧カフカと言う。
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三斗(トリップ願望者)シグマ君は私の精神安定剤 - ええええええ！何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止になるかなああああああああああ‼‼‼作者さん！Come buck‼‼‼‼‼ (2022年7月24日 12時) (
レス) @page22 id: 1595fb6da3 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すごく面白いです！更新待っています (2021年8月5日 13時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ。(プロフ) - はじめまして！読ませて頂きました！！めちゃくちゃ面白いです！主人公ちゃんチート過ぎますね笑 好きです！これからも更新頑張って下さいっ！！楽しみにしています！！ (2019年9月1日 15時) (レス) id: fb79d568bf (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2019年8月21日 16時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - 音奏さん» す、素晴らしいですか！ありがとうございます…！更新頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
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