英国紳士の妹は名探偵！【名探偵コナン×APH】

７P:視線-Line of sight- ページ7

『good morning.』ｶﾞﾗ

教室のドアを開け、席に着こうとすると、

女全-鈴毛｢｢おはようございますカークランド様！！｣｣

『……は？』

え？え何これ、え？ドッキリ？つかカークランド様って何！？カークランド様だと兄さんの方を思い出すからやめて欲しいんだが……

女1｢お席はこちらです！！｣ｷﾘｯ←
女2｢鞄をお持ちします！！｣ｷﾘｯ←

『あっ、僕の鞄…』

あそこには大事な資料が…！

それに男子達の視線凄い感じるから！！←

『やめてくれ！！』

あ、しまった思わず大声で叫んでしまった…

しかし、一般国民に国だとバレる訳にはいかないし、男子達の視線からもどうにか逃れたい。

『…僕の事をどう呼ぼうが君達の勝手だ。
でも、僕の気分を害する呼び方、接し方はやめてくれないか』

シン、と静まった教室で、僕がそう言うと、女子生徒達が頭を下げてごめんなさい、と謝ってきた。

『分かってくれたなら良いんだ(ﾆｺ)
敬語じゃなくていいし、僕の事は｢A｣と呼んでくれないか？』

すると女子生徒達は一斉にうんっ、と笑顔で答えてくれた。

そしてまた、ガヤガヤと騒がしい教室に戻る。

男子達の視線からも、どうにか逃れられた様だ。

鈴｢アンタも大変ねー｣

毛｢モテる、って大変なんだね(苦笑)｣

僕が席に着いたら、蘭と園子が声をかけてきた。

『嫌味にしか聞こえないよ、お嬢さん方』

少し睨み気味に言うと、二人はごめんごめん、と笑う。

鈴｢あ、それでね、さっき蘭と話してたんだけど、今度私の別荘に来ない？｣

別荘……そういえば園子は日本でトップを争うお金持ちだったな。

『良いのかい？
まだ会って間もない僕が…』

鈴｢いいのよ、そんなの関係ないわ。
で、来る？｣

蘭は来るわよ

そう言って僕に返答を求める園子。

『…悪いけど、それは家の者にも聞かないといけないな。
返事は明日で良いかい？』

鈴｢ええ、いつでもいいわよ！
それじゃ、良い返事待ってるわね！！｣

そう言いながら手を振って自分の先に着いた園子。



(『(日本に聞かないとな)』)

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