落ちこぼれだと言われた子供【伏黒甚爾】【呪術廻戦】

16話 ページ24

甚爾side

チッ…また負けた…

…そろそろ3時間か…

帰るか…

アイツがもし部屋を綺麗に出来てなかったら…

どうしてやろうかな？(ﾆﾏﾆﾏ)

そんなことを考えながら帰っていた

ガチャッ

「お帰りなさい」(ﾆｺｯ

そう言いながら薄く微笑むアイツに

思わず胸が高鳴った…

「！…ただいま」(ﾌｯ

いつも俺のことを待っている女は

こんな柔らかく微笑まなかった…

いつもアイツらは媚びる様な笑みを浮かべていた

俺が帰ってきたことが心底嬉しいという風な、

表情をしたのはコイツくらいだ…

「どうでしたか？」

と聞くアイツ…

…………………………………………………

言葉を濁していると、アイツは

「負けたんですね…」

こんなことを言いやがった…

「何で分かんの？お前」

と俺が聞いたら

言葉を濁す時は大体負けた時なんですと
きやがった…

コイツに相談することにした…

「俺さ…ギャンブル好きなんだけど
何でか負けんだよな…」

どうしたらいいと思う？

そう言ったら…アイツは…

「やめたらどうですか？」

「やだよ」

そうゆうこと聞いてんじゃねぇよ

それに加えてアイツは…

「勝てなくて…それで意固地になって…
ヤケクソになって負け続けるよりは
ここらで止めといた方が良いです…」

こんな生意気なことまで言ってきやがった…

「負けたなんて決まってねーだろ…!!!」

負けてない！俺はまだ負けてない！

そんな意味も込めて声を荒らげて批判すると…

「では逆に聞きますが…
これまでの人生の中で…
1度でも大勝ちしたことはありますか？」

と、確信に迫る様なことを言ってきやがった…

俺が黙ったままでいると…

「無いんですね？」

と、念押しして聞いてきやがった…

甚「…………………………………ｵｩ」←

コイツほんっと生意気だな…

いつか、なかす…！

「娯楽程度なら良いですが…
のめり込まないようにだけは
気を付けて下さい…」

…まぁ一応はアドバイスくれたのか…？

甚「…あぁ…分かってるよ」

「それならいいです」

というか5歳児にパチンコ勝てないって

相談する俺って一体…←

甚「なんつーかお前さ…」

「？」

俺が今まで思ってたことを言うことにした

甚「しっかりしたいい女になりそうだな」

「ありがとうございます？」

困惑しながらもアイツはちゃんとお礼を言ってきた

にしても5歳児でこれとか、

色々将来が末恐ろしいな…

17話→←15話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す