百六話 ページ10
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あ、俺の人生終わった
嘘だと指摘されて一番最初に思ったことがこれ
だってもう無理だろこれ、コイツ何でも見透かしてきて嘘が通じねぇんだからよ
『ハァ、今のは結構上手くやったと思ったのによォ』
ため息をついてると、ふと手に何やら違和感を感じたので見てみると、震えていることに気付いた
...あぁ、死ぬのが怖ェんだな
まるで他人事のように思いながら震える手を見て、小さく笑いを溢す
『殺るなら一思いに殺ってくれ、ずっと続く痛みなんてごめんだ』
震える手を固く握り、目の前に居る高杉晋助を見つめる
__思えば、歌舞伎町に来てから色んな奴と出会った
普通の犬の何倍もでけぇ定春
礼儀正しいメガネを掛けた人間の新八
妹みたいに可愛い神楽
俺を慕って好いてくれた総悟
普段ダメ野郎のくせに迫って来るときだけは色気がやべぇ銀時
厳しくありながらも、何だかんだ優しい十四郎さん
...。
楽しかったなぁ
最後の思い出として出会った奴らの顔を思い出してると、高杉晋助がスッと手を伸ばした
来る
そう思いギュッと固く目を閉じた
...が
『......えっ?』
高杉晋助は俺を殺すどころか刀さえ握っていなく、優しい手つきで俺の頬に触れていた
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名無し(プロフ) - やっぱ落ちは高杉がいい、、、高杉さーん!マジ最高っすか‼︎‼︎_:(´ཀ`」 ∠): (2022年6月1日 0時) (レス) @page15 id: 418f2d7607 (このIDを非表示/違反報告)
ひなっぴー2(プロフ) - (*´Д`)(´д`*)ハァハァ (<・>д<・>)クワッ (2018年6月9日 23時) (レス) id: 82ffbfdc1b (このIDを非表示/違反報告)
ひなっぴー2(プロフ) - きなこもちさん» 可愛い顔文字ですね!それなら私だって...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: 82ffbfdc1b (このIDを非表示/違反報告)
ひなっぴー2(プロフ) - 星也さん» うぉぁぁぁ!!?(( 教えていただきありがとうございます!!今度まとめて誤字のところを修正しますのでそのときにまとめて修正しますね!教えてくださり本当にありがとうございます! (2018年6月9日 23時) (レス) id: 82ffbfdc1b (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - なにこれwwwww (2018年5月17日 16時) (レス) id: 7ec1f5fb81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなっぴー | 作成日時:2018年4月4日 2時