【銀魂】俺に迫る野郎が多い件について【男主】

百二話 ページ6

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「こっち向かねｪか」



『無理だ、恥ずか死ぬから』




顔を背けてても分かる

距離が近い！


何で会って間もない、名前さえ知らない相手(しかも野郎)にﾄﾞｷﾄﾞｷしなきゃならねぇんだよ！


俺も歌舞伎町に来てから変わったってことか



...嫌な変化だけどな！


心の中で泣いてると




「真田A」



『...え、何で名前知っ...』




フルネームで名前を呼ばれ、つい正面を向いてしまった




「やっとこっち向きやがったなｧ、やっぱりテメェがそうか」




うわ、顔近っ


そんなこと考えてる間もなく、目の前の包帯男は口にくわえてた煙管を取り出したかと思うと、今度はｻﾗｯと髪を撫でてきた


...何がしたいんだコイツ



だが、相変わらず色気は健在である




『ア、アンタ！何で俺の名前知ってるんだよ！』




コイツの色気に当てられ続ける前に何か別の話題を、と思い名前のことを切り出した


まぁこれは単純に気になったことだからな




「町に居る女から聞いたんだ、前に人斬りを倒したんだってなｧ？」



『ひ、人斬り？...あぁ、あいつのことか』




多分銀時に迫られた日の人斬りのことだよな


思い出してると包帯男は言葉を続けた

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