百四十二話 ページ46
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「で、何でテメェは遊女なんかに化けてたんだ」
爛々とした表情で俺を問い詰める高杉晋助
何でコイツはこんなに楽しそうなんだよ
こよドS野郎が!と心の中で思いつつ、
顔の向きだけは固定されて動かすことは出来ないが、せめてもの抵抗としてそいつから目を逸らす
『え、っと...それはあまり言えないことと言いますか。企業秘密と言いますか』
「ほォ、企業秘密...ねェ?」
『何でそんなに顔近づけてくるんですか。何でそんなに楽しそうなんですか。何で押し倒そうとしてくるんですかねぇぇ!!?』
肩を押して必死に抵抗していたが、それも空しく普通に丸め込まれて押し倒された
しかも何故か、抵抗するのに使ってた手なんて両方指絡ませられてるし
...いわゆる恋人繋ぎってやつだ。
何だよそんなに野郎の俺と手繋ぎてぇのかよ
『押し倒すことに意味があったのか色々と異議を申し上げたいが、
それよりも女に困ってなさそうなお前が野郎の俺と指を絡ませる必要なんてねぇだろ』
「ククッ、嫉妬かァ?可愛いところあるじゃねェか」
『何処で嫉妬として捉えたのかな!?』
まぁ、なにはともあれ話を逸らすことは出来た
あとは目の前のコイツさえ退ければ
...と、考えていたその時だった
ガラッ!!
「A!無事か!!!」
タイミング悪く開かれた襖の向こうには、十四郎さん率いる真選組の方々が立っていた
...え
『え』
「あ?」
「ククッ」
...。
え、なにこの状況。色々とまずくね?
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名無し(プロフ) - やっぱ落ちは高杉がいい、、、高杉さーん!マジ最高っすか‼︎‼︎_:(´ཀ`」 ∠): (2022年6月1日 0時) (レス) @page15 id: 418f2d7607 (このIDを非表示/違反報告)
ひなっぴー2(プロフ) - (*´Д`)(´д`*)ハァハァ (<・>д<・>)クワッ (2018年6月9日 23時) (レス) id: 82ffbfdc1b (このIDを非表示/違反報告)
ひなっぴー2(プロフ) - きなこもちさん» 可愛い顔文字ですね!それなら私だって...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: 82ffbfdc1b (このIDを非表示/違反報告)
ひなっぴー2(プロフ) - 星也さん» うぉぁぁぁ!!?(( 教えていただきありがとうございます!!今度まとめて誤字のところを修正しますのでそのときにまとめて修正しますね!教えてくださり本当にありがとうございます! (2018年6月9日 23時) (レス) id: 82ffbfdc1b (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - なにこれwwwww (2018年5月17日 16時) (レス) id: 7ec1f5fb81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなっぴー | 作成日時:2018年4月4日 2時