【銀魂】俺に迫る野郎が多い件について【男主】

百三十八話 ページ42

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「知ってるのか知らねｪのか」



『...存じ上げております』




もう答えは分かってるくせに俺を試すように聞いてくる高杉晋助


俺の答えを聞けば少し口角を上げて、そのまま言葉を続けた




「何で知ってる」



『...以前、私が人斬りに襲われたところをその真田Aに助けてもらったからです』




それだけです、と言って

苦し紛れに嘘をつき何とか話を終わらせようとするが、




「ｸｸｯ、そうかい。...アイツは何処までもお人好しな野郎だなｧ」



『...ｯ！』




ずっと俺の顔を上げていた手を離し、

色気のある笑い方のあとに、今までに見たことのない優しい笑い方をした


いつもの笑い方とはギャップがありすぎて自然と目を奪われる




「おいおいどうしたってんだ。
吉原の遊女だってのに、客の笑った顔見ただけでそんな茹でダコみてｪになるのか」



『えっ？』




指摘されて試しに頬を触ってみると、初めて自分の顔が赤くなってることに気づいた


...くっそ、野郎が笑っただけで顔が赤くなるなんて屈辱でしかねぇよ！

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