【銀魂】俺に迫る野郎が多い件について【男主】

百二十三話 ページ27

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『...似合ってる、って言われてもな。少し複雑なんだが』




照れ隠しのために違う話題へと話を逸らす


ハグは相手の体温がこれでもかってくらい感じられるから、何だか恥ずかしい気持ちになって仕方がない




「確かに、Aさんは一応男でしたもんねｨ」



『正真正銘の男だ！失礼なこと言ってんじゃねぇよ！』



「いーや、俺の前では女...いや、女以上にアンタは綺麗でさｧ」




目を合わせてあまりにも真剣なツラで言ってくるもんだから俺は恥ずかしくて


俺は思わず...




『恥ずかしいことをﾍﾟﾗﾍﾟﾗと喋るんじゃねぇ！！！』



「ｸﾞﾊｯ!」




総悟の腹を殴って十四郎さんのもとへと逃げて行ってしまった



...総悟のせいで顔が熱い




・




「ｸｯｿ...遠慮ねぇなあの人」




腹を押さえてしばらくうつ伏せでいる




殴ってきた相手がAさんじゃなかったら絶対にやり返してるが


...まぁあれだ所詮、惚れた弱味ってやつだ




この痛みの代わりにあの人の真っ赤になっている顔は見れた




「...なら何も文句はねぇでさｧ」




俺らしくもない、自分の気持ち悪い考えに自分で笑ってしまった




・



【おまけ】



(...んで、何でテメェはさっきからｺｿｺｿと覗いてんでｨ山崎)


(え、な...何も見てませんよ俺！)


(テメェがAさんを心配して付いてきたことくらいこちとら知ってんだよ、でもそれは余計なお世話ってやつでｨ、てことで死ね)


(助けてｪｪｪｪ！！！)

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