五十四話 ページ6
・
変、と指摘されてから余計にどう行動すれば良いのか分からなくなってしまった
これはもうダメだ
一旦逃げるとしよう
ソファーから立ってしどろもどろに嘘をつく
『そ、そういえばこのあと用事があるんだった!すっかり忘れてた!てことでじゃあな坂田!』
一人で勝手に喋って終わらせて玄関に向かって歩くが
「待てよ」
さっきよりも強く腕を掴まれ俺の逃げ道は無くなってしまった
抵抗するわけにもいかないので腕を掴まれた状態で止まる
__絶対怪しまれてるよなこれ
__むしろ怪しまれてねぇ方がおかしいだろ
自問自答して今自分がどれだけまずい状況に居るのか再確認した
「こっち向け」
グイッと腕を引っ張られ、無理矢理向けさせられる
『な、何だよ』
「お前、何か銀さんに隠してない?」
『...何も隠してない』
「今の間はなに!?本当か確かめたいからちゃんと俺の目見て答えて」
更に腕を引っ張られ、今度は腰に腕を回されて完全に逃げられない状況になった
『なんも隠して...』
視界いっぱいに坂田の顔が映り、つい昨日のことを思い出してしまう
...無理だァァァァ!
だってこいつ黙ってれば普通に男前だったし!普通にはずいわ!
坂田の胸に顔をくっ付けて赤くなった顔を隠す
『...無理、顔赤くなっちまってまともにお前の顔見れない』
____プツンッ
坂田銀時の中で何かが切れた音がした
1278人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おはぎ氏 - この神シリーズたまらんでござる(ニヤニヤ) (2021年10月17日 1時) (レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
草薙@nyankolove_nagi - 「煙草が悲鳴をあげている」と「マヨ方さん」で笑った(真顔)← (2020年12月5日 17時) (レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - ンフフニヤケが止まらぬムフフ (2020年3月22日 6時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - すきです (2020年2月11日 2時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬこ(プロフ) - ニヨニヨ( -∀-) (2019年3月21日 7時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひなっぴー | 作成日時:2018年3月25日 18時