【銀魂】俺の周りに色男が多い件について【男主】

七十二話 ページ24

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ケツを床に着けたまま後ずさりの状態で土方さんから逃げてたら普通に追い付かれた



土方さんは立ったまま俺を見下ろす形で話を続ける




「テメェが刀を握らなくなった理由がくだらねぇと分かった今、もう遠慮するのはやめだ」



『人の10年間をくだらねぇで一蹴りしないで』



「真田A、真選組に入りやがれ」



『土方さんが怖ぇから嫌だ』




ｷﾞﾛｯと今まで見てきた土方さんの睨みの中で一番怖い睨みをきかせられた



...俺は高い所と速いものは大の苦手だが、

今のこの人の睨みは紐無しバンジーの方が怖くないと思うくらいの睨みだ



でもここで俺が折れたら真選組への入隊が決定してしまうので何とか耐える




「今から稽古行くぞ」



『...稽古？』



「真選組は刀を使えなきゃ話にならねぇ、テメェには今から剣術を習ってもらう」



『は？いやだから、俺は真選組には((ｸﾞｻｯ ...。』




まるで嫌とは言わせねぇとでも言うかのように顔のすぐ横に刀が刺された



...見えなかったんだが


この人が刀抜いたことにさえ気付かなかったんだが




「何か言ったか」



『な、何も言ってません』




震えながらそう言えば土方さんは床から刀を抜き、刀を鞘に収めた



...お、鬼の副長怖ｪｪｪｪ！！！

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