五十一話 ページ3
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『何だ?あれ、人が集まってらァ』
街中を歩いてると人だまりが出来てるのを見つけた
普段ならどうでも良いのだが今日はなんとなく気になり、その人だまりに近づいてみる
...だが
『クッソ、何も見えねぇじゃねぇか』
俺の身長じゃ注目の的にされてるものなんて見えるハズも無く、ただ人の背中が見えるだけだった
『ったくよぉ、こうなるのは自分でも分かってたハズなのに...ん?』
自分で自分の行動に呆れてると人だまりの中に明らかに様子がおかしい奴を見つけた
...怪しいな
何を注目の的にして集まってるのか分からないが、勘でこれは殺人事件だと思った
そう思った今、笠を深く被っている怪しい男の腕を掴み、話し掛ける
『なぁお前、この事件の関係者か?』
男は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに気味の悪い笑顔を浮かべた
直球に言うときめぇ
「おやおやこれは随分とお綺麗なお嬢さんですね」
『お嬢じゃねぇよ俺は男だ』
「探偵ごっこにハマっているのならば他所でやりなさい」
笑顔を貼り付けたまま淡々と話し続ける男に若干イラつきを覚えたがなんとか堪え、試しに鎌をかけてみることにした
『そんなに逃げようとするなよ。俺、実は見ちゃったんだよな』
言い終わったあとにニコッと自分でも気持ち悪いと思うくらい良い笑顔を浮かべると、
今度は男の笑顔が消えた
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おはぎ氏 - この神シリーズたまらんでござる(ニヤニヤ) (2021年10月17日 1時) (レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
草薙@nyankolove_nagi - 「煙草が悲鳴をあげている」と「マヨ方さん」で笑った(真顔)← (2020年12月5日 17時) (レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - ンフフニヤケが止まらぬムフフ (2020年3月22日 6時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - すきです (2020年2月11日 2時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬこ(プロフ) - ニヨニヨ( -∀-) (2019年3月21日 7時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなっぴー | 作成日時:2018年3月25日 18時