【銀魂】俺に迫る色男が多い件について【男主】

百五十七話 ページ12

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『…あー、なんかすっげぇ頭痛ェ』




ｶﾞﾝｶﾞﾝと痛む頭痛に耐えながらゆっくりと体を起こした


薄く目を開け、ぐるりと部屋を見渡す



…あ？ここ、俺の家じゃ＿




「やっと起きたでござるか」



『！？』



「もう正午も過ぎ、時刻は4時半。余程疲労が溜まっていたと見える」




まぁ昨夜のことがあれば当然か、と言いながら目の前のござる男はベッド付近の椅子に座った




…うん、お前はだぁれ？




なんで当たり前のように居座って来んだよ！



ここは俺ん家、



俺ん家…






じゃねぇな！？




『おい！ここは何処だ！お前は誰の味方だ！ていうかあれからどうなった！？』



「晋助の言っていた通り騒がしい奴でござるな」



『お、れ、の！質問に答えろ！！』




なんだこのマイペース野郎は！




つーか今、晋助って言わなかったか？




「主の質問の答えなら、拙者が答えずとも右手首のそれが全てを物語っているでござろう」




ｸｲｯとサングラスの位置を直しながらそいつは謎に右手首を指摘してきた



右手首って、何の＿




ｶﾞﾁｬﾝ




『…あ？』




目線を男から外し、音のする方を見てみると、




『なんっじゃこりゃｧｧｧ！！！』



「手枷でごさる」



『それは分かっとるわ！』




そこには冷たい枷がはめられていた

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