【○魂】俺とアイツの絡みが本編よりも多い件について【男主】

俺が風邪に掛かった話【坂田銀時】 ページ5

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一言俺にそう聞くと顔を赤くしていく銀時


...今のって何だ




(___『銀時が旦那で、これだけ旨い飯作れんなら毎日料理のレパートリーには困らなさそうだよな』)




＿＿＿あ。




『いや、ちょ、今のは違くて...そんな特別深い意味は無いって言うか』




思い当たる言葉を見付けて只でさえ熱のせいで赤い顔を更に赤くする


俺が嫁でコイツが旦那だったら夫婦として成立しちまうじゃねぇか




「ふーん、特別な意味は無いのに自然とあんなこと言っちゃったわけ？...可愛いなｧおい」




俺の反応を見て嬉しそうにﾆﾔﾆﾔしだす銀時


お前だって今さっきまでは顔赤かっただろ！




『あ、あんなこと言ったのは風邪で頭が回ってないからだよ！』



「頭が回ってないときに出る言葉は本音ってことだと思うけど？」



『〜ｯ！』




恥ずかし過ぎて食事中だというのに布団の中に潜り込んで、掛け布団を頭まで引っ張って身を隠した



...最悪だ


言い訳しても全部正論を言い返されて何も言えなくなってしまった


むしろ自分で自分の首を絞めた気がする




「そんなに照れるなよ〜、むしろ俺ｧ嬉しかったぜ？普段あんなに素直じゃねぇAからそんな言葉が聞けるなんてな〜」




...。


銀時の言葉を聞いて布団から顔だけを出して銀時の方を向く




「お。自分から出てきたな、偉『じゃあ、お前は素直じゃねぇ俺は嫌いなのか？』...え？」




俺がそう聞くと目をﾊﾟﾁｸﾘとさせて驚いた様子の銀時


...風邪ってのは厄介だな

普段なら大して気にもしねぇ言葉にまで反応して要らねぇことまで聞いちまう




『悪い、何でもないから気にすんな』




銀時から目を逸らして背中を向ける

何も答えてくれないのが悲しくて鼻の奥がﾂｰﾝと痛んだ


ちょっとしたことに反応してそれで泣きそうになるくらい情緒不安定で、
自分でも引くくらい女々しいのは全部風邪のせいだ


そうじゃなかったらこんな___

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