【○魂】俺とアイツの絡みが本編よりも多い件について【男主】

俺が風邪に掛かった話【坂田銀時】 ページ2

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「Aちゃーん、入るぞ〜」




襖を開けて部屋に入ってくる銀時を横目にこのあとどうするかと考える


いくら相手が銀時と言えど、俺のことで迷惑をかけるのは嫌だ




「今日は珍しく起きんの遅いと思って銀さんが起こしに来てあげましたよー」




こういう日に限って俺よりも先に起きてる銀時


マジで早起きのタイミングが悪い奴だな




『...悪いな、今起きる』




重い体を無理矢理起こして床に手を着きながら立ち上がる




『...。』




だが体が、特に腰の辺りが重く感じて歩けない


少し震えている膝に手を着いて楽になるのを待つ




「え、A？どうしたんだよ」



『...何でもねぇちょっと、な』




顔を下げた状態で一歩ずつ歩いていく


気を抜いたらすぐにでもぶっ倒れちまいそうでヤバイ




「...A、ちょっとこっち」



『え？うおっ』




腰を支えられて額に手を当てられた


...風邪のせいか、銀時の手が冷たく感じて気持ちいい




「熱っ！これ完璧熱あるじゃねぇか！おまっ、これ何度あるんだよ」



『...38度4分。悪い、内緒にしておこうと思ったんだけど』



「おいおい38度なんて高熱じゃｧねぇか、
何で内緒にするんだよ起きなくていいからお前は布団で寝てろ」




簡単に横抱きにされ、そのまま布団に寝かされた


...こんなこと簡単にできちまうコイツがかっこよく見えるのはきっと一時的な気の迷いだな、うん




「神楽ｧｧｧｧ！新八ｨｨｨｨ！俺の嫁が高熱の風邪にｨｨｨｨ！！！」




...ほらな、かっこよく見えたのはやっぱり気のせいなんだよ

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