僕が今日も男の人たちに囲まれて過ごしているのにはワケがある。

ハグ ページ24

鈴木達央side



まさか、最後の最後で指名されるとは。


しかも、Aとハグすることになるなんて。



俺でよかったというべきなのか？




ビミョーな顔をしているA。


ササっと終わらそう。



ぎゅっと抱きしめる。これで良かったっけ？



こうやってみるとわかる。こいつが女だってこと。


肩幅も狭いし、なんか、丸っこいし、ゴツくないし。



これ、他のやつだったらバレてたかもな…




ドドドド…




なんだ？この地響きのような…




あ、Aの鼓動か。


すんげぇ早いのが伝わってくる。




そっと、背中にAの手が回された。



なんか、こっちまでドキドキがうつりそう…


、
、
、


神「はいはーい！終了ー」


神谷さんがいきなり俺らを離した。



杉「姉さーん、邪魔しないであげてwいい感じに腐ってたのに〜」



神「だって、Aが息してないんだもん。苦しそうでさ」



プハーっと息を吐くA。



達「え？まじで息止めてたの？」


「はい。なんか、緊張しちゃって、息するのも忘れてました。。。」




はあー

こいつ、彼氏できたら大変だろうな〜


ポンと、Aの頭に手を置く。



なんか、落ち着くんだよな。

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