僕が今日も男の人たちに囲まれて過ごしているのにはワケがある。

嬉しい ページ12

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神「それじゃ、みんな部屋に荷物置いたら、大広間集合で」



えっと…私は3階の一番奥の部屋だから・・・


「よいしょっ！あー！腰痛い〜」


皆さん、なんでそんなに早く階段を上れるんですか？


達「お前の、なんでこんなに重いんだよ！」


横を通った鈴木さんが私の荷物を持った。


「必要な物入れてたら…そんな感じに…」


達「あ〜女って荷物多いっていうしな」


にやっといじわるそうな笑みを浮かべながら、小声で言った鈴木さん。


「お、男だって、それなりに荷物はありますよ！」


達「で？お前、部屋どこ？」


「あ〜３階の一番奥です。って、持ってってくれるんですか！？」


達「階段の途中でのろのろされてたら、ほかの人にも迷惑なんでね。」



そういって、私の旅行鞄を軽々持ち上げて、ひょいひょ〜いっと階段を昇っていく。



達「はい。どうぞ。」

私の部屋の前で、カバンを置いた鈴木さん。

「ありがとうございました」

達「別に・・・俺の部屋までの途中だし・・・Aって、一人部屋？」


「はい。皆さんは違うんですか？」


達「俺たちは２，３人とか、４人のとこもある。俺は拓篤と真守と一緒だしな」


「３人部屋なんですね」


達「あぁ。じゃ、俺も部屋行くわ」



私も部屋に入ろうとして、ふと階段のほうを見ると、


鈴木さんが下の階に降りて行ってるのが見えた。



もしかして、部屋、違う階だった・・・？



ここまでわざわざ上がってきてくれたのか・・・



なんか、うれしい？

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