【呪術廻戦】なるほど！呪術師はクソってことか！【僕のヒーローアカデミア】 (ページ8)

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ネズミ校長にぺこりと頭を下げた私は、校長の紹介で担任と対面した。ホームルーム後に転校生紹介の時間を取ってくれるそうだ。そして今は、急に立ち止まったその担任と見つめあって、はや20秒経過したところである。

「…………」

「………………あの」

何が気まずいってこの先生何も喋らない。充血気味の目が見開いていて怖いです。ふええ。

「………………相澤先生、あの」

「…………」

「…………もしもーし」

「…………」

「ちょっとガチでなに」

何この人マネキンゲームでもやってんの？？新手の嫌がらせかな？？何年前だよコラ。

「……ああ、悪い」

多分キレ気味になった私の形相で正気に戻ったんだと思う。

「あはははそうですね」

ダメだ五条先生への当たりがデフォルトになってきてる。他の大人へは直そう。でも徹夜明けで、初対面の目つき悪いミイラ教師と1分間見つめあった私の身にもなってください。半分寝てましたよ。

「おまえ、……いや、何でもない。……校長から話はされたと思うが、俺はおまえを他の生徒と同様に扱う。おまえがヒーローを目指していなくともだ」

「それは……彼らと同じカリキュラムを受けるということですよね。はい、分かりましたが……」

まあそりゃそうだろうな。特別扱いだ、とか言われても困るし。でも、なんでそれをわざわざ言う必要が？

「どれだけ腕がたつとしても、護衛目的でクラスメイトになったとしても、だ。片喰。

おまえは子供だ。大人が手助けしてやらなきゃならない。おまえらは守られる権利があるんだ。

……それを覚えていて欲しい」

……ああ。ここの先生は、ちゃんとした大人なんだ。悪と戦い、人々を守るヒーローを育てるこの学校で「子供は大人に守られるもの」と現実を口にできる常識人。

任務内容は、彼らを守るためならどんな手段も厭わない、ということだ。それを分かっていながらも、それを言えるのだ。校長も、相澤先生も。

……確信した。

「……っ、ありがとうございます」

呪術界って……完全に、間違いなくクソだわ。