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25話 少しの希望 ページ28
貴女 side
…起きてみたら、自分のこと以外、何も覚えていなかった。
何故か入院していて、何故かたくさんの管に繋がれていた。
長い夢を見ていた気がする。
お医者さんは、体に異常はないと言ってくれた。
だけど、胸の奥がツンと痛む。
そんな時、背の高い目隠しをした男の人が病室にきた。
初めて会った気がしないその人は
悲しそうな顔をしていた。
その人が私の頭を撫でた時、不思議と懐かしいあたたかさがあった。
その人は名前を五条悟さんと言った。
少し話終わると五条さんは帰って行った。
…何も覚えていない。
申し訳ない気持ちが大きかった。
貴女「また、来てくれるかな…。」
少しでも、思い出したい。
私、思い出せるかな。
窓から見える空は燃えるように赤かった。
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作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=nakano12125 作成日時:2021年5月13日 1時