姫 ページ18
『……初対面だと、思いますけど』
オ「あ、やっぱり忘れとるか。まぁせやろな、最後にあったのはもう何年も前やし」
突然の知人のような対応に戸惑いながら、彼から距離をとるように数歩下がる。
『私に、我々国の友人はいないはずです』
オ「友人……ではないやな。でも、全く関わりのない他人って訳でもないめう」
『……どこかでお会いしましたか？』
オ「ホンマに思い出せない？悲しいわぁ……でも、思い出せないならしょうがないわな。もう一度、改めて自己紹介するめう」
そう言った瞬間、オスマンさんの雰囲気はガラリと変わる。
目を細めて、私が空けた距離をスッと埋めた。
そして片膝を床につけると、私の左手を自身の右手で取る。
オ「我々国、外交官のオスマンです。遥々この国まで、よくぞお越しくださいました。
＿＿＿フィルソ国王女、A姫様」
『ッ！！』
即座に左手を引っ込める。
なんで、この人……
笑顔を崩さないオスマンさんを睨み付け、少し強めに言った。
『……人違いです。私はただの一般兵なので』
オ「生憎外交官をやっているもの、記憶力には自信がありまして。……貴方には、確かに王族の血が流れているはずですよ。A姫様」
『私は姫なんかじゃないッ！！』
長い廊下に、私の声が響く。
一瞬もし誰か来たらと怯んだが、そんな考えはすぐに消えた。
オ「……貴方と初めてお会いしたのは、F国でのパーティでしたよね。ご立派になられて……」
『……その喋り方はやめてください。ただの一般兵と外交官、立場は貴方の方が上のはずです』
オ「姫がそう仰るのなら、」
『私は姫じゃない』
オスマンさんが言い終える前に再度同じ言葉をぶつける。
さすが外交官……と言ったところだろうか。
表情だけでは、とても感情を読み取れない。
この人は……オスマンさんは、何か企んでいるの？
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シリウス(プロフ) - hatunefranさん» 少し調子にのってしまいました← ありがとうございます！自分ではあまり自信がないんですけどね(苦笑 (2018年12月11日 18時) (
レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
hatunefran(プロフ) - タイトルのところが絵になってる！！つか、絵上手！ (2018年12月11日 17時) (レス) id: 674bbad439 (このIDを非表示/違反報告)
hatunefran(プロフ) - シリウスさん» 気にいってくれたのなら幸いです！今度は、別の小説の方の夢主も作ろうと考えています (2018年11月24日 12時) (レス) id: 674bbad439 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - hatunefranさん» え、めっちゃ可愛い……← ありがとうございます！このような夢主ちゃんの画像が来たのは初めてなので、とても嬉しいです！ (2018年11月24日 8時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
hatunefran(プロフ) - シリウスさん» http://uranai.nosv.org/uploader/common/6/9/6/6967f861302983377b211eba080f315d.png 見れますか？ (2018年11月24日 0時) (レス) id: 674bbad439 (このIDを非表示/違反報告)
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