悪夢 ページ38
結局、その後私達は互いの気が済むまでいがみ合いを続けた。
自分の部屋に戻る頃にはもう日付が変わりそうな時間で、夕食後よりも酷い眠気に襲われた。
その眠気に抵抗することのなくベッドに横になると、すぐに私は夢の中へと落ちていった。
……暗い。
そこは、前も後ろもわからない真っ暗な闇の中。
何処からか私の名前を呼ぶ声が聞こえて、その声を頼りに足を進める。
誰……？
どれほど歩いたかはわからない。
しばらく歩き続けると、闇の中にぼんやりと見覚えのある姿が浮かぶ。
『大、先生……？』
しかし、いくら歩いても大先生の元へはたどり着かない。
不思議に思い、私は大先生の元へと手を伸ばす。
『……ひッ！！？』
次の瞬間。
何処から現れたのかはわからないが、自分の腕には無数のナメクジが這い回っていた。
急いでそのナメクジを振り払おうとすると、指先がナメクジとは違ったドロッとした感触になる。
ナメクジに這われた場所が、ドロリと溶けていく。
その溶けた場所から、新しいナメクジが次々と這い出てくる。
『何これ……ッ！？気持ち悪い！！』
次第に腕だけではなく、全身にヌルリとした感触が走る。
そして、ドロドロと溶けていく私の体。
『や、やだ……ッ！
いやああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！』
『っ！』
気がつけば、そこはいつもの景色に戻っていた。
汗だらけの体を起こして、自分の両手を見つめる。
『……夢？…にしては、妙にリアルだった……』
全身に流れる汗が、あのナメクジ達を連想させる。
『はぁ……』
なんなの、あれ……。
『……アイホートとか、言ってたよね』
夢の中の大先生が口にしていた言葉。
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赤井司(青八木零)(プロフ) - シリウスさん» 是非！！！！ (2019年6月27日 14時) (
レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 赤井司(青八木零)さん» 寧ろ描いてくださるんですか！？嬉しいです！是非お願いします！ (2019年6月26日 7時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
赤井司(青八木零)(プロフ) - あの、出来たらでいいのですがイメ画を描いてもええですかね？是非描きたいです！ (2019年6月26日 0時) (レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - ネコの大罪さん» コメントありがとうございます！今までずっと気づきませんでした……ご指摘ありがとうございます！この作品を読んでいただき、ありがとうございました！ (2019年3月7日 18時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
ネコの大罪(プロフ) - クトゥルフを再現できていて面白かったです。後、細かいですが案内2のシャオロンの「重い｣が「思い｣になってる気がします。今さらですが指摘してみました。本当に細かくてすみません。 (2019年3月7日 15時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
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