クローゼット ページ26
「……ショッピにぃ？」
『そう！ショッピにぃが宿題見てくれるって言うから！！』
ショッピにぃとは、少し前にシッマの住んでいたアパートに越してきた大学生のことだ。
少し意地悪だけど、ショッピにぃならきっと話を合わせてくれるはず……！
『長くても日曜日にはちゃんと帰るから！ね？お願い！』
「……そう、わかったわ。でも1日1回は連絡寄越しなさいね？それが条件」
『はーい』
「夜は早く寝るのよ？朝ごはんもちゃんと食べること。Aはいつも菓子パンとかで済ましちゃうんだから。あ、あと……」
ガタッ
お母さんの長い話が始まった少し後。
突然、部屋のクローゼットから物音が聞こえた。
『え……』
「もしもしA？聞いてるの？」
『……あ、うん。わかってるわかってる。じゃあ、もう切るね』
「え？ちょっとA？」
まだお母さんが何か言っていたような気がしたが、私は構わずに通話終了ボタンを押す。
そしてスマホを机の上に置いて、ゆっくりとクローゼットに近づいた。
『……今、絶対なんか音したよね』
改めて注意を払って見てみると、クローゼットの何か妙な違和感に気づく。
なんて言えばいいんだろう？
暗いっていうか、不気味な感じのオーラがこのクローゼットから出ているような気がする。
恐る恐る、クローゼットの取手に手をかける。
『……あれ？』
腕を前後に引いてみるが、クローゼットは開かない。
どうして？このクローゼットに鍵なんてないはずだけど……
『……怖い話では、クローゼットの裏とかにお札が隠されているとか定番だよね？』
いつの間にか少しの恐怖は、好奇心にかき消されていた。
クローゼットと壁の僅かな隙間を覗いてみるが、そこにお札らしきものはない。
『何もない……か』
さっき貰った箒で、このクローゼットを壊す……は流石に無理か。
なんとかしてクローゼットを開けようと試みるが、クローゼットはビクともしなかった。
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赤井司(青八木零)(プロフ) - シリウスさん» 是非！！！！ (2019年6月27日 14時) (
レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 赤井司(青八木零)さん» 寧ろ描いてくださるんですか！？嬉しいです！是非お願いします！ (2019年6月26日 7時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
赤井司(青八木零)(プロフ) - あの、出来たらでいいのですがイメ画を描いてもええですかね？是非描きたいです！ (2019年6月26日 0時) (レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - ネコの大罪さん» コメントありがとうございます！今までずっと気づきませんでした……ご指摘ありがとうございます！この作品を読んでいただき、ありがとうございました！ (2019年3月7日 18時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
ネコの大罪(プロフ) - クトゥルフを再現できていて面白かったです。後、細かいですが案内2のシャオロンの「重い｣が「思い｣になってる気がします。今さらですが指摘してみました。本当に細かくてすみません。 (2019年3月7日 15時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
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