Cの登場 ページ9
中村side
くそ、やばい。顔が熱い。
その素敵な声で褒められると…顔から火が出そうだ。
例えなんかじゃない。本気だ。
お返しと言わんばかりに俺はこう言った。
中村「…ありがと。俺も君の声好きだよ」
声以外も全て好きだ。
でも、彼女からしたら初対面の憧れの先輩(なんだろうか)に好きって言われても困る。
俺もう37歳のおっさんだし。
だから、『声』が好きって言っておく。
これが今の、先輩としての俺の精一杯。
田中「ありがとうございます！！嬉しいです！」
喜ぶ彼女を見て、どこかホッとした気がした。
するとドアが開き、トイレに行った杉田と他のキャストが入ってきた。
神谷「おはよぉーごさいまぁす。…お、誰！？この可愛い子は！」
中村「ひろし、落ち着け」
田中「初めまして！シグマ・セブン所属田中Aです。よろしくお願いします！」
神谷「ほぉー。よろしくねー！」
神谷さんと田中さんが楽しそうに喋る光景を少しヤキモキしながら見ていると、スタッフさんが入ってきた。
スタッフ「そろそろ始めまーす。皆さんよろしく願いしまーす」
全員「お願いします。」
アフレコブースに入ると目に見えて緊張しだす田中さん。
そうだよな。今日が初めてでこんなメンバー…。
それに神谷さんが気づく。
神谷「緊張しすぎだよ。もっと楽に楽に」
と言いながら田中さんの頭をポンポンしている。
さらっとこういうことするのはさすがだなぁ。
と思いながら、何故か少しムカッとした。
田中「ありがとうございます！」
椅子から神谷さんを見上げる姿がすごく可愛いな。
それはここにいる全員が思ったことのようだった。
みんな顔がニヤついている。
そんなことを考えているとアフレコが始まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 312人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぁくと(プロフ) - 悠衣さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂き本当に嬉しいです(/ω＼)頑張るので、是非楽しんでご覧下さい！ (2017年3月29日 23時) (
レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
悠衣(プロフ) - とってもとっても面白いです!!この小説大好きです。エンカウント編も楽しみにしてます！ (2017年3月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a5a3a00bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 蒼井憂雨さん» ありがとうございます(；▽；)このコメントを励みに頑張らさせていただきます！！ (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井憂雨(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください(*´ω｀*) (2017年3月22日 12時) (レス) id: f7de849322 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 青宙先生。さん» 【ここからは直接脳内に】本当にありがとうございます。あなたのおかげでほかの読者にばれることなく、訂正ができます笑(超小声) 本当に丁寧な訂正コメントありがとうございました。(大声) (2017年3月20日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふぉると | 作成日時：2017年2月26日 16時
