はい、おいでー。 ページ34
田中side
控え室的な所に荷物を置き、受け取ったジャージに着替え、元リビングであろう部屋に行くと見覚えのあるセットがある。
田中「テ、テレビと一緒だ!!」
中村「良いリアクションするねぇ。…おっ似合ってるよ。俺とお揃いの」
杉田「…いい体」
杉田さんの感想ががおかしいのは置いといて、中村さんとお揃いのジャージは普通に嬉しい。
田中「お二人ともありがとうございます!」
満面の笑みでもう一度お礼を言った。
中村「…いいよ。……出世払いね」
田中「うぇ!?」
中村「じょーだん」
いたずらっ子みたいな顔で微笑まれる。
不意な笑顔でドキッとした。
杉田「そろそろだってさ」
中村「はいはい、じゃあゲストはまだ枠から出といてねー」
と言われ、カメラに入らないところまで中村さんに押される。
スタッフ「じゃ、いきまーす」
中村・杉田「はい」
中村「……はい、はじまりましたー」
え、これ本番始まってる?
急だし、すごいゆったり感。
2人の空間は緩いのに、周りのスタッフさんからはすごい緊張感が伝わってくる。
杉田「今日すごいね、新しめのハードやるんだ」
中村「そう、WiiUが目の前に3台っていう。なかなか見れないよ」
杉田「で、今日はなにやるんだ、お兄様」
中村「お前じゃなくて、早見さんがいいよ」
杉田「俺も早見さんがいい」
中村「なんなんだよ…。はい、じゃあ今日これやります。マリオカート8」
杉田「あれ、これやらなかった?」
中村「Wiiの方はやったけど、WiiUではないね」
杉田「これを、中村くんと2人でやるの?」
中村「それ、キツイなぁ笑」
杉田「視聴者からクレームが来る前にゲスト呼ぼう」
中村「はい、じゃあどうぞー」
中村さんに呼ばれたが、緊張で1歩目が出ない。
膝の震えが止まらない。
杉田「足が小鹿だけど笑」
中村「あーもう。はい、おいでー」
と言いながら肩を掴まれ、カメラ前に連行される。
中村さんと杉田さんに挟まれると、いつもの感じがして緊張が無くなっていった。
田中「シグマ・セブンから来ました!田中Aです!よろしくおねがいします!」
中村「はい、田中Aでーす。後輩でーす」
田中「はい、後輩でーす!」
中村「絶対テレビの前の人達は「誰?」って思うよな笑」
杉田「まぁね笑」
中村「ウチのド新人ですねー」
田中「芸歴1ヶ月です」
杉田「1ヶ月!」
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ふぁくと(プロフ) - 悠衣さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂き本当に嬉しいです(/ω\)頑張るので、是非楽しんでご覧下さい! (2017年3月29日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
悠衣(プロフ) - とってもとっても面白いです!!この小説大好きです。エンカウント編も楽しみにしてます! (2017年3月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a5a3a00bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 蒼井憂雨さん» ありがとうございます(;▽;)このコメントを励みに頑張らさせていただきます!! (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井憂雨(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください(*´ω`*) (2017年3月22日 12時) (レス) id: f7de849322 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 青宙先生。さん» 【ここからは直接脳内に】本当にありがとうございます。あなたのおかげでほかの読者にばれることなく、訂正ができます笑(超小声) 本当に丁寧な訂正コメントありがとうございました。(大声) (2017年3月20日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぉると | 作成日時:2017年2月26日 16時